2016年11月29日火曜日

(707) 信頼するということ(1/2)


1.「何をもって信頼できるのか。ぜひ詳しく説明してほしい」

2.「戦地での過酷な経験から、人を信じられなくなっていた」

3.仮説

4.「ペット以下の存在」

5.私は、人を信頼しているのか

 

今回は、1~2

 
1.「何をもって信頼できるのか。ぜひ詳しく説明してほしい」

===== 引用 はじめ

 民進党の蓮舫代表は18日午前の参院議員総会で、安倍晋三首相が訪問先の米ニューヨークでトランプ次期米大統領と会談したこと関して「首相は会談後、『信頼できる指導者だと確信した』と発言された。何をもって信頼できるのか。ぜひ詳しく説明してほしい」と注文を付けた。

===== 引用おわり

私には、質問の意味がよくわからない。私がこのような質問をされてうまく答えられるとは思わない。無理に答えても、それは本当ではないような気がする。理由を言えることは言えるが、本当に信頼するかどうかは、別の次元、単なる論理では決めておらず、それを言葉で表すことは難しいと思う

 

2.「戦地での過酷な経験から、人を信じられなくなっていた」

===== 引用はじめ

 ようやく帰還した紀夫(永山絢斗)は、戦地での過酷な経験から、人を信じられなくなっていた。すみれ(芳根京子)が友人たちと協力してお店をやっていると聞くと、そこには裏があると言いだしたり、歓迎会でも横柄な態度をとってしまう。さらに自分が「坂東営業部」を立て直すと宣言するが、潔(高良健吾)とゆり(蓮佛美沙子)がすでに動いていることを知ると、ふてくされて他の仕事を探し始めてしまう。オープンした「キアリス」は、初日から大盛況。それぞれの家族がお祝いに集まる中、紀夫だけは姿を見せない。

===== 引用おわり

 
 NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」からの引用が多く、見ていない人、ごめんなさい。この引用を読むだけで、分かっていただけると思うのだが…

 
 「人を信じられない」という状態で、人と接することの辛さは、いかばかりか。しかし、その辛さは、①「人を信じられない」と②「信頼ある関係を築きたい」の両方があるからではないか。①が解消されるか、②を捨てるかによって、則夫は苦悩から解放されると思う。

 
 後者を採るなら、「信頼関係というものは、そもそもない」という前提で人間関係を構築することになる。良い・悪い、好き・嫌いは別にして、このような生き方も十分ありえる

 

次回に続く

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