2020年8月4日火曜日

(2050)  朝の詩_(29)自分の手で・(30)時の流れ



      最新投稿情報
=====
(K1191)  りすシステム「契約家族」 / 漂流する「高齢おひとりさま」(2) <高齢者独居>
=====
 
 
☆☆
年を経て、時にたたずみ、ふと過去を顧みる。必死に生きてきたという切迫感を手放すと、周りの事も含めて、自分の姿が見えてくる。いろいろあったけれど、それで良い。過去から来た私、未来へ向けて歩もうとする私
☆☆
 
(A) 自分の手で
(B) 時の流れ
 
 
朝の詩
===== 引用(A) はじめ
 自分の手
  堺市東区
  小野 健 84
 
自分の手で
つかんだものは
一つも無い
人の手を借りて
つかんだものばかり
それがやっと
分かってきた
目をつぶると
スズメが笑っている
 
(選者 八木幹夫)
===== 引用(A) おわり
産経新聞 (2020/07/25)
 

 
朝の詩
===== 引用(B) はじめ
 時の流れ
  奈良市
  渡邊 美和子 69
 
人は
年を重ねるたびに
新しい時をつくります
私自身が
見上げる空は新しい
見つめる花も新しい
年月のなかで
もっともっと
自由になれ
人は
老いるのではない
新しい人になるのだ
 
(選者 八木幹夫)
===== 引用(B) おわり
産経新聞 (2020/07/07)
 
<添付イラスト>



0 件のコメント:

コメントを投稿