2020年7月13日月曜日

(2028)  世の中には悪人もいる / 援助の必要を示すマーク



◆ 最新投稿情報
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(K1169)  入居者死亡事故保険の保険料を補助(新宿区)/孤独死保険(3) <孤独死>
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『子供は迷惑』という意識が日本社会の根底にあるのではないか。幸せそうな人に対する嫉妬心や『世の中に迷惑をかけている』と思う人を成敗して優越感を抱くということもある。暴力をストレスのはけ口にしている
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===== 引用はじめ
 『ヘルプマーク』をご存知でしょうか? 当事者以外には分かりにくい身体の内部障害や、病気、初期の妊娠状態などを、視覚化することを目的として利用・配布されているマークです。
 また、妊娠を知らせるための『マタニティマーク』や、心臓疾患など他の障害を示すマークやシンボルが、…
===== 引用おわり
「ヘルプマーク、マタニティマーク、白杖…援助の必要を示すマークやシンボルの一覧」

 ところが、残念なことに、世の中には悪人もいます。

===== 引用はじめ
 皮肉なことに、ヘルプマークを着けることによって、障害者であることが分かってしまう。つまり、「犯罪被害に遭っても抵抗できません」と公言しながら、街中を歩いているようなものだ。このため、ひったくりなどの盗難や女性に対しての性暴力、これらの被害が加速しないか非常に心配である。
===== 引用おわり
【iRONNA発】ヘルプマーク 福祉に立ちはだかる壁 松沢直樹氏
産経新聞(2020/06/29)

 実際、とんでもないことが、起こっています。

===== 引用はじめ
 札幌市の路上で、妊娠中の女性が男に腹を蹴られる事件が起きた。男は「腹が出ていて蹴りやすいので蹴った」と供述、妊婦と分かった上での犯行だった。この事件以外にも妊娠中の女性に体当たりしたり、子供を抱いた母親の抱っこひもを外したりする行為なども報告されている。妊婦や子供連れの母親などに危害を加える行為が後を絶たない。
 《マタニティーマーク凝視して、すれ違い様に暴言的なもの言われて唾吐かれた》《妊娠中に駅のホームで電車を待っていたら、思いっきり体当たりされた》
 SNS上にはこの事件と同様に、妊娠中に見知らぬ人から危害を加えられたことを訴える投稿が相次いでいる。妊婦や子供を連れた母親への危険な行為は決して少なくないとみられる。
 ベビー用品メーカー「ピジョン」が運営する「妊婦フレンズwithパパ」が今年5月に妊婦を含む男女計600人に行った調査では、マタニティーマークをつけていないという妊婦は17・5%。そのうち57・5%が「嫌な目にあうというニュース・情報を見た」ことを理由に挙げた。
 マークをつけている人では、つけていてよかったこと、うれしかったことが「ある」と回答した人は63・1%だった。その一方で、不安に思ったことが「ある」と回答する人も3割以上にのぼった。
===== 引用おわり
街中で妊婦の暴行事件も マタニティーマーク「不安」3割超
産経新聞(2020/06/30)

 許せないと思います。
 が、そのような犯罪が起こっている現実もあります。


 別の不正も懸念されます。
===== 引用はじめ
 加えて問題なのは、ヘルプマークの受け取りに法的な拘束力がないことだ。一部の自治体では配布の際に障害などの状態を確認しているが、原則として障害者手帳を交付されていないと受け取れないなどといった規制はない。そのため、悪用を懸念する声も耳にする。
===== 引用おわり

 実際、添付図のように売っています。つまり、誰でも手に入れることができます。悪用は、し放題。
 これについては、騙されることを覚悟のうえ、手を差し伸べるしかないでしょう。ただ、理不尽な要求をしてきたら、残念ながら不正を疑わないと、こちらが被害を受ける可能性もあります。


 ちなみに、「アメリカ人の爆笑を誘ったマタニティマーク」という記事がありました。
===== 引用はじめ
 同僚は、「マタニティマークって何?!」と。
 あ、そこ?!と思い、日本では、マタニティーマークが配られて、妊婦はそれを鞄とかにつけて出勤したりしているんだよと説明。
 すると、同僚は爆笑。笑いながら、え?ほんと?マタニティーマークのキーホルダーを鞄につけて歩くわけ?なにそれ!?と。
 なぜか。そう、ニューヨークではそんなマークがなくても席を当然のごとく妊婦を助けるから。電車でいえば、席も譲るし、思い荷物を運ぼうとする妊婦の女性には多くの場合救いの手が差し出されるから。
===== 引用おわり
アメリカ人の爆笑を誘ったマタニティマーク。その先に見えるもの。


 犯罪者を、糾弾しよう。
 それだけではなく、別のこともしなければならない

   マタニティーマークを付けていようが、いまいが、妊婦には救いの手を出そう。それは、当たり前のことだ
  「当事者以外には分かりにくい身体の内部障害や、病気、初期の妊娠状態の人」たちが、ためらわず、自ら助けを求められるような社会にしていこう

 『ヘルプマーク』『マタニティマーク』にまつわる事件は、他人事ではありません。そのような犯罪が起こらないようにするため、我々はなすべきことをしているでしょうか。できることを、ちゃんとしているでしょうか。




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