2019年11月22日金曜日

(1795)  目標の立て方にはセオリーがある(女子柔道家 谷亮子)

 
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(K0936) 認知症における、延命治療のやめどき。リビングウイル(LW) / 平穏死(A-16)<臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/11/k0936a-16.html
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谷亮子はあえて金メダルをとった直後に、「次の大会も金を取る」という目標を立てて君が代を聴いていた。それが次の勝利に最短で行ける目標の立て方だった。理屈はその通りだ。勿論、目標を立てただけではだめ
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===== 引用はじめ
 私はあえて金メダルをとった直後に、「次の大会も金を取る」という目標を立てて君が代を聴いていました。それが次の勝利に最短で行ける目標の立て方だったんです。
 休んでいるときや負けたときに立てる目標は、マイナスの感情からスタートしなければならない。立てた目標が、見定めのつかない位置になる。
 だけど、世界のトップにいるときに立てる目標は、自分が最短で次のトップに行ける距離にいる。だから、あえて表彰台の上で次の目標を設定していました。
===== 引用おわり
 
 目標を立てる時の、谷独特のセオリーです。理屈はその通りです。ただ、私(=藤波)はそうしないだろうなと思いました。
 金メダルをとった直後は、気が高ぶって、不遜になっている。もっと謙虚にならねばと思ってしまうからです。

 谷亮子は違いました。
 
===== 引用はじめ
 「自分の発言は皆さんとの約束になる」「世界一になるには世界一の努力をしなければならない」

 言葉の重みは、自分自身への責任につながります。言葉を実現させるために、目標を声に出し、そこに向けて努力することを約束する。
===== 引用おわり
 
 世界一になったとき「次も世界一になる」と決意することと、「世界一になるために世界一の努力をする」と決意していることが対になっているから、言える言葉なのでしょう。
 
 翻って私は、「金メダルをとった直後は、気が高ぶって、不遜になっている。もっと謙虚にならねばと思ってしまうからです」と書いたが、実は、そう非難されるのを怖がっているのだと思います。そしてこれから4年間世界一になるための努力をする覚悟がないから、自らを不遜と思ってしまうのでしょう。
 
 「何年も世界一を維持する人と、そうでない人との差を見せつけられた」という思いです。
 
<出典>
(5)対戦相手を尊敬する
【話の肖像画】女子柔道金メダリスト・谷亮子(44) 産経新聞(2019/11/15)
https://www.sankei.com/life/news/191115/lif1911150011-n1.html

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