2019年8月19日月曜日

(1700)  V9時代とその後、巨人の選手の違い(育てるということ)

 
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(K0841) 『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』(1) / アンドリュース・スコット氏(3) <人生設計>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/08/k0841-10013.html
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 「V9(ブイ ナイン、ブイ きゅう)とは、読売ジャイアンツが1965年(昭和40年)から1973年(昭和48年)まで、9年間連続してセントラル・リーグ優勝を果たし、プロ野球日本シリーズを制覇したことである。この期間をV9時代ともいう」(WikipediaV9 (読売ジャイアンツ)』)
 

(1)  長嶋監督(当時)の発言

 ミーティングでミスをした選手を叱るでしょ。
 こっちは発奮を期待しているのに、結果は委縮してまたミスをする(B)
 ボクたちが若いころは、何か言われたら“ようし、見ていろ!”という気持ちになったが(A)
 いまの子たちはシュンとなってしまう。どうしたらいいんだろう(B)
 

(2)  阪神戦の際に宿舎となる兵庫県芦屋市の老舗旅館でのお話(その1)

 いまの選手は夜の素振りでも、監督やコーチが見ているところでしかやらない(B)
 昔の選手は見えないところで汗を流していたねぇ(A)
 

(3)  阪神戦の際に宿舎となる兵庫県芦屋市の老舗旅館でのお話(その2)

 とにかく若手に個性がない。ひとりが“網焼きステーキ”を注文すると、みんなボクもボクも…(B)
 V9のころは“オレはすき焼き”“ボクはオイル焼き”といった調子でそれこそ、いろんなメニューを作らされたもんだよ(A)
 

 何故、変わったのでしょうか。考えてみました。

(1) 「褒めて育てよ」で変わった。叱られた経験が希薄だから叱られると委縮してしまう

(2) 「親の目が行き届くようになった」ので変わった。親が見ている時に勉強し、いないときに休憩していたのだろう

(3) 「良い子に育った」ので変わった。良い子は絶えず周囲に注意を払い、同調していく
 

 対して、古い世代は、良い意味で放任されて育ったのでしょう(悪い意味だとネグレクトになってしまいます)

 「子だくさんの頃のお母さん、掃除機や洗濯機もなくて忙しく、時間をかけて子供の面倒は見られない。でも、いつも気にかけていて、これは駄目だというところだけ、しっかり叱っていた」。V9戦士は、このように育てられた世代だったのではないでしょうか。
 

 科学技術というものは、上乗せながら進化していきます。しかし、人間は、子育ては、そうはいかないようです。
 


<出典>
長嶋巨人に世代交代の波
【虎番疾風録 其の参 42】 産経新聞(2019/08/15)

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