2019年8月18日日曜日

(1699)  韓国と北朝鮮から学ぶ


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http://kagayakiken.blogspot.com/2019/08/k0840.html
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 韓国について何回か書いたが、外交評論家になるつもりはないし、「反韓」をあおる気もありません。韓国や北朝鮮から学ぶことがあるからです。
 

 韓国から学ぶことは、残念ながら反面教師としてです。「こうしてはいけない」ことをたくさんしており、「そういうことをすると、こんな困ったことが起こる」ということとセットで見ると、多くの教訓を得られると思います。ただ、それを書き始めると、悪口を言っているみたいになってしまうので、止めておきます。
 

 北朝鮮は、金正恩体制を維持することを目的とし、合理的に動いていると思います。
 
北朝鮮がまた飛翔体2発を発射 文氏の演説を非難し「再び対座しない」
https://www.sankei.com/world/news/190816/wor1908160029-n1.html
この見出しを注目しました。特に後半の部分です。
 
===== 引用はじめ   箇条書き様式に変更した
(1)  北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会は16日、報道官談話で、

(2)  韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が15日の演説で南北対話や協力を訴えたことを批判、「南朝鮮(韓国)当局者らとこれ以上、話すべきこともなく、再び対座する考えもない」と表明した。

(3)  談話は、米韓演習が行われている最中に「『対話』をうんぬんする人物の思考が果たして健全なのか」とし、文氏の名指しこそ避けつつも「実にまれに見るほどずうずうしい人物だ」と非難した。
===== 引用おわり


 文在寅大統領は、北朝鮮が大好きで、こんなに一生懸命頑張っているのに、冷たいなと感じます。でも、以下の仮説を立てると、北朝鮮が合理的な行動をしていると分かります。
 
(1)  金正恩にとって第一優先は、金正恩体制維持の保証である

(2)  金正恩体制維持の保証に絶対かつ唯一必要なのは、アメリカの保証である(韓国は何の訳にも立たない。煩わしいだけ)

(3)  六か国協議(ロシア、北朝鮮の外交会議)は、時間稼ぎとアメリカとのコンタクトを維持するだけのものであって、北朝鮮はそこで問題解決する気はなかった

(4)  アメリカと条約を交わしても、後に破棄されたら終わってしまう(条約は破棄するために締結する)。破棄されないために必要なのは、アメリカまで到達できる大陸間弾道ミサイルと核であり、目途がついた

(5)  韓国と平和裏に統一(文在寅大統領が渇望)しては、金正恩体制を維持できないので、そんなことはしない

(6)  しかし、韓国の原子力潜水艦は欲しい。これに核兵器を搭載し、世界数カ所の海洋に潜らせておけば(もちろん居場所は把握されないようにする)、アメリカをいくらでも脅迫することができる。少なくとも、アメリカは北朝鮮を攻撃できなくなる

(7)  アメリカからの安全を確保できたら、武力と恐喝で、北朝鮮主体で韓国を併合する

(8)  そのため、ニュースの前半「北朝鮮がまた飛翔体2発を発射」した
 

 北朝鮮の意図は、苦境になってもまったく揺るがず、前代から継承してブレがない。見事というしかありません。
 
 なお、西ドイツすら、東ドイツと統一して経済がガタガタになりました。今の韓国の経済力は弱くて、統一(併合)に耐えきれません。だから、韓国の富を全部北朝鮮にもっていき、(旧)韓国国民は、今の北朝鮮以下の生活をしてもらう、ということになるのでしょう。
 
 良い・悪いは別にして、自己の生存を守るためには、北朝鮮から学ぶことが多くあります。
 
 以上私が書いたことは、多分、間違っていないでしょう。実際に「武力と恐喝で、北朝鮮主体で韓国を併合する」まで行くかどうかは分かりませんが、少なくとも北朝鮮のシナリオには含まれていると思います。
 

 韓国は、中国からも北朝鮮からも日本からもアメリカからも見捨てられつつあります。それでも、日本人はお人よしだから助けてくれるかもしれません。そのためには、

  過去も含めて国家間の約束を履行する(徴用工問題など)
  大使館前の像を撤去し(慰安婦像問題)国際法を遵守する
  日本敵視方針を撤回し、政治主導の反日キャンペーンはしない

 最低限この3つのこと(特別ではなく、あたりまえのことばかり。譲歩でも何でもない)を実行しないと(普通の国にならないと)、流石に日本からの援助は期待できないでしょう。


<出典>
北、飛翔体2発 6回目 / 文氏演説を批判「対座拒否」
産経新聞(2019/08/16夕刊)
https://www.sankei.com/world/news/190816/wor1908160029-n1.html
 

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