2019年7月26日金曜日

(1676)  各党予測議席獲得数(参院選 20190721) / 勝ったのはどの党か

 
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(K0817)  高齢期の引きこもりを考える(4) 引きこもりたくて引きこもっているのではない <社会的健康>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/07/k0817-4.html
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(1)  新聞社予測よりも良かったのか、悪かったのか

 新聞5社(産経・FNN、朝日、毎日、読売、日経)は、範囲で予測していましたが、その最大値と最小値の平均を、(1673)で示しました。5社の予測値を平均したものを、一つ目の添付図の中の「表① 新聞社予測よりも良かったのか、悪かったのか」に、結果と共に示します
 
A)   新聞社予測より悪かった
 立民(△4.5人)、共産(△2.2人)、自民(△2.2人)

B)   新聞社予測より良かった
 諸派・無所属(4.5人)、維新(1.9人)、公明(1.3人)、国民(0.8人)、民社(0.4人)
 左右両端が減って、中間的な政党が、新聞予測より良かったということになります

C)   改憲派としてみると
 自民(△2.2人)は減ったが、維新(1.9人)、公明(1.3人)がカバーした

D)   反改憲派としてみると
 立民(△4.5人)は減ったが、諸派・無所属(4.5人)、国民(0.8人)がカバーした。当選した無所属9人のうち8人は無所属統一だった
 

(2)  6年前、3年前と比較してどうだったのか

 無所属で当選した議員の多くは、当選後どこかの会派に属する。6年前、3年前と比較するために、当選後所属会派を予想した(2枚目の「表② 無所属統一候補の当選後所属会派予想」)。それを反映させたのが、(1枚目の「表③ 当選後所属会派予想で結果を調整」)。結果(調整後)【今回】、非改選【3年前】、改選【6年前】を一つにまとめたものが(1枚目の「表④ 勢力分布の推移(実数)」)。合計が違うので、欠員を除いた上で構成を見たのが(表⑤ 勢力分布の推移(構成))。それを折れ線グラフで示したのが三つ目の添付図。さらに今回と3年前・6年前とを比較したのが(表⑥ 勢力分布の比較(構成))
 
A)   「╱」型 増え続けている
 立民(7.8% → 12.4% →16.1%

B)   「╲」型 減り続けている
 自民(56.9% → 46.3% → 46.0%)  3年前と今回は僅差

C)   「∪」型 3年前に減ったが、今回は増えた
 維新(6.0% → 5.0% → 8.1%)。共産(6.9% → 5.0% → 5.6%

D)   「∩」型 3年前に増えたが、今回は減った
 国民(6.9% → 12.4% → 8.1%)。公明(9.5% → 11.6% → 11.3%
 

(3)  立民は、勝ったのか負けたのか
 明らかに勝っているのに気勢が上がらないのが立民。

 ○ 「参院選では議席倍増(9議席から17議席に伸びた)という結果が出た。衆参両院ともに野党第一党として、さらに大きな責任を負うことになった」(枝野幸男代表)

 × 党幹部は投開票日直前、「選挙区・比例代表合計で20議席は固い」と踏んでいたが、蓋を開ければ、有名弁護士や元アイドルら目玉候補は軒並み落選。比例得票数も29年衆院選の約1100万から約316万減の約791万に落ち込み、与党の土台は揺らぎもしなかった。

 期待が大きすぎて、そこに届かなかっただけのことではないか。党勢は、しつかり拡大している。
 

<出典>
顔色冴えぬ立民・枝野代表 参院選終え党内から不満。
産経新聞(2019/07/26)
こち



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