2019年2月21日木曜日

(1519) 「決定」というもの(2) いくつかのコメント

 
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前々回の図を再掲する。次のようなことが言える。
 
(1) 将来必ず成功するような「正しい」決定は、原理的にできない

(2) できるだけ情報を集め、許された時間内にBetterな決定する。Bestかどうか分からないが、それ以上の決定はできない。これは『正しい』決定である。結果がどうなっても、それは『正しい』決定だった

(3) 「過去の決定」が正しかったかどうか考える暇があったら、「決定後のその人の行動」をどうするかを考えよ

(4) 「決定後の環境の変化」にはコントロールできないところがある。それは受けいれよ。それを前提として「決定後のその人の行動」を組み立てよ

(5) 現在が好ましくない状態であっても、過去に別の決定をした方が良かったのではないかと考えない。別の決定で得られるものがあったかもしれないが、失うものもあっただろう。もっと悪くなっていたかもしれない。戻れない過去を吟味しても意味がない

(6) 現在の決定に際して、過去の決定は参考にならない。同じように見えても、その都度背景が違う。過去を検証して「正しい」決定が「わかって」も、それが今回も正解になる保証は何もない。むしろ、囚われると道を間違える

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