2018年8月15日水曜日

(1330)  レンタルアンブレラとベーシックインカム

 
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に対して、
 

 Facebook友だちのAyako Uedaさんから「傘のレンタルはベーシックインカムの走り?深いなぁ」とコメントをいただいた。
 
 おお! 難しげな言葉が! 「ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策」(Wikipedia)
 
 似ているが、ちょっと違うかな。ベーシックインカムは現金給付、私が書いたのは現物給付。へーシックインカムは、全額が税金から投入されると思うが、私が書いているのは、民間主体で足りないところだけに税金を投入する。
 
 民間主体だから、必ずしも必要なものが全部そろうわけではない。「どなたでもどうぞ!」と善意の食べ物の提供もあるが、足りなくなることもありえる。生活保護を打ち切られて現金がなければ、食べ物の提供が不足すると飢え死にしてしまうかもしれない。いざというときは、そこに行けば必ず食べられるという場所を税金で作り賄う(健康を維持するために栄養は充分あるが「御馳走」は期待できない)。税金も使うが、投入量はずいぶん違う。
 
 現金給付と現物給付とは、似ているけれどかなり違った現象が起こる。私は「ベーシックインカム」には反対。お上が面倒をみるのではなく、人々が助け合いの精神で、自主的に利他的な行動をしはじめることを期待している。
 
 因みに、「生活保護を受けているのにパチンコに行くのはけしからん」という声がある。その声を肯定するか否定するかはさておき、私の描く世界では、その問題は発生しない。パチンコを政府は提供しないので、原則有料になる。無料提供は期待しにくい。パチンコをしたければ、働いて現金収入を得てください、でなければあきらめてください、あるいはパチンコを無料提供してほしいと自分で誰かに頼んでください、ということになる。ベーシックインカムはお金でもらうので、パチンコに使ってはいけないという縛りをかけるのは、難しい。現金給付と現物給付は似ているが、運用しようとすると違ってくる。

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