2018年4月13日金曜日

(1205) 「あなたの敵を愛しなさい」(曽野綾子さんの意外な説明)

 
(1205) 「あなたの敵を愛しなさい」(曽野綾子さんの意外な説明)
 

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(K0346)  ある老健の試み(上) <自立>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2018/04/k0346.html
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 「あなたの敵を愛しなさい」という言葉は、私も知っている。しかし、そう簡単にできそうにはない。クリスチャンが何故、こんなに難しいことができるのか、以前から不思議だった。
 

 曽野綾子さんの文章。
===== 引用はじめ
 何十年前に、聖書を少しまじめ読んだ時、新たな発見が幾つもあった。
 その一つは、「あなたの敵を愛しなさい」という命令である。確かに、敵を愛せば、戦いは回避できるのだが、だからといって、敵をにわかに好きになれるものではない。
===== 引用おわり
 
 思わず、「そだねー」()
 
 
 文章は続く。
===== 引用はじめ
 しかしよく読むと聖書は、敵だった相手を、心から好きになれ、と命じているのではない。たとえ心の中では、今までと同じように憎悪が残っていようと、行動において、相手が好きである場合と同じようにせよ、ということだ。
===== 引用おわり
 
 言っていることは分かる。
 

 文章は続く。

===== 引用はじめ
 それを聞いて、私は心が楽になった。つまり心理の実態と表現は、乖離していることを許されるのである。
===== 引用おわり
 
 再び、「そだねー」() と一瞬、心の中で言ったが、
しかしながら、そうすると、別の深刻な問題が起こってきてしまう。


 
 「心理の実態と表現は、乖離している」と表現に言及すると、ひらたく言うと、嘘をつくということになる。キリスト教は嘘をつくことを許しているのだろうか
 
 
 続く。
 


出典
曽野綾子、子供に必要な「嘘」の教育、
【小さな親切、大きなお世話】、産経新聞(2018/04/09)

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