2018年2月21日水曜日

(1156)  絶望の底で書いた涙の書 / ダウン症の書家(2)

 
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http://kagayakiken.blogspot.jp/2018/02/k0297-blog.html
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【項目】

(1) 社会に迷惑をかけないように育てていく

(2) 突然の転校にショックを受けた

(3) 欧陽詢の書体が身についた
 
 

【具体的には】

(1) 社会に迷惑をかけないように育てていく

===== 引用はじめ
 障害のある子の母親は、子供の障害を告知されたときから、だいたいみんなどうやったら社会に迷惑をかけないように育てていくか、ということを考えます。私もそうでした。そのときに考えたのが、孤独の中で黙々と作業する書道はいいかな、これだけは身につけさせてあげたいということでした。
===== 引用おわり
 


(2) 突然の転校にショックを受けた

===== 引用はじめ
 突然、転校になったことにショックを受け、一時、学校に行かなくなりました。友達はいなくなり、家にいる時間だけが長くなり、このままではダメだ、何とかしなければ、と思い、276文字あるお経「般若心経」を大きな紙に書かせることを思い立ちました。
===== 引用おわり
 


(3) 欧陽詢の書体が身についた

===== 引用はじめ
 教えたわけではないのですが、叱られながら苦しい思いをして難しい漢字を書いたことで、書道の基本ができたのだと思います。約1400年前の中国の楷書(かいしょ)の大家、欧陽詢(おう・ようじゅん)の書体が身についてしまったんです。苦しい中で翔子は書き、私も自分の苦しみを翔子にぶつけた。この体験を通して、書の中で私と翔子は深く強く手を握り合えたのです。もし、あのとき普通学級に通い続けていたら、翔子は書家になっていなかった。苦しい中、一緒に難しい般若心経を書いていなかったら、今の翔子はないと思います。
===== 引用おわり
 


出典
絶望の底で書いた涙の書 /「ダウン症の書家 金澤翔子(32) 母 泰子(74)(2) / 話の肖像画 / 産経新聞(2018/02/07

ダウン症の書家・金澤翔子 母・泰子(2) 絶望の底で書いた涙の書
http://www.sankei.com/life/news/180207/lif1802070010-n1.html


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