2018年2月15日木曜日

(1149)  定義・「シビック」 / シビックエコノミー(2)

 
      最新投稿情報
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(K0290)  手厚い若者支援 提言 <若者・世代間交流>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2018/02/k0290.html
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前回からの続きである。
 
 
===== 引用はじめ
 「シビックエコノミー」とは、地域の課題に対して市民自身がアイデアを出し、小さな「しごと」を生み出すような新しい循環型経済を指します。コミュニティ・ビジネスやソーシャルビジネスもこれに含まれています。
===== 引用おわり
案内チラシ
http://www.cskobe.com/news/wp-content/uploads/sites/4/2017/12/20180212_civic.pdf
 

分解すると、

  地域の課題に対して
  市民自身が
  アイデアを出し、

  小さな「しごと」を生み出すような
  新しい循環型経済

を指します。

(a) コミュニティ・ビジネスや
(b) ソーシャルビジネスも

これに含まれています。
 

ももともとは、「シビックエコノミー」は、「シビック」と「エコノミー」から成り立っている。「シビック」に対応するのが①②③、「エコノミー」に対応するのが④⑤、他の活動との関係が(a)(b)であろう。

 

 

先ず、「市民」は、
===== 引用はじめ
1 市の住民。また、都市の住民。
2 《citizen》近代社会を構成する自立的個人で、政治参加の主体となる者。公民。
3 《(フランス)bourgeois》ブルジョアのこと。
===== 引用おわり
デジタル大辞泉(小学館)

「アイデアを出し」(③)とあり、
ここでは2の意味で使っているのだろう。
 

一方、”civic”は、
===== 引用はじめ
of or relating to a citizen, a city, citizenship, or community affairs
·civic duty
·civic pride
·civic leaders
===== 引用おわり
Merriam-Webster Online

「地域の課題に対して」(①)とあり、
ここでは、”community affairs”を意識しているのだろう。
 

先に示した定義に則り、「市民1」「市民2」というものを考え、
「市民1」 市の住民。また、都市の住民。
「市民2」 《citizen》近代社会を構成する自立的個人で、政治参加の主体となる者。公民。
その違いを添付図で示す。
 

周囲を見渡すと、「市民1」が実に多い。その人に「一市民」の要素が加わると「市民2」が誕生する。「シビックエコノミー」の担い手は、「市民2」だろう。「市民2」が「一市民」の要素をアクティブにし、地域の課題(community affairs)に対して、主体となりアイデアを出していく、それが「シビックエコノミー」のあり方ではないだろうか。
 

因みに、今回の講演の主催である認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸は、「社会貢献塾」をこれまでに6回開催してきた。これは、「市民2」を生み出す入り口機能を持っていると思った。
前回案内:
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2017/04/20170424072601.html
 



講演:
「シビックエコノミーの動向」。講師:志牟田伸子


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