2018年1月17日水曜日

(1120)  (1)中村正直訳『西国立志編』 / 「明治の50冊」


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(K0261)  相続分野の民法などの改正 <高齢期の家族経済>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2018/01/k0261.html
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 〈天は自ら助くるものを助く…〉。有名な一文から始まる『西国立志編』は英著述家、サミュエル・スマイルズ著『セルフ・ヘルプ(自助論)』(1867年版)の翻訳本。明治3~4年に刊行され、福澤諭吉著『学問のすゝめ』と並ぶ明治のベストセラーだ。

 全13編、324項目からなる同書は、西洋の偉人約300人のサクセスストーリーと、生き方に関する格言などを収録。登場するのは数々の苦難にあいながら忍耐と努力、勤勉、節約、正しい品行で道を切り開いた人々…スティーブンソン、ワット、アークライトら発明家、コペルニクス、ニュートンら科学者、シェークスピア、ミケランジェロ、ナポレオンら著述家、芸術家、政治家…。

 さまざまなエピソードから自助の精神を教え、〈自ら助くる人民多ければ、その邦国、必ず元気充実し、精神強盛なることなり〉と説いた。

 「自立した人を育てることが国をつくるというのが先生の精神。今は豊かな時代だが、物事の取捨選択が必要で、それぞれがしっかりしないといけない。その意味では、今の日本人、国自体も危ういのだから」(鈴木眞道住職)
 

【プロフィル】中村正直(なかむら・まさなお)

天保3(1832)年、江戸で下級武士の家に生まれ、幼時から学問の才を発揮。文久2(62)年、昌平坂学問所御儒者に。慶応2(66)年、幕府遣英留学生に同行。帰国後、『西国立志編』『自由之理』(J.S.ミル著)を翻訳出版。明治6(73)年、後に慶応義塾と並び称される私塾・同人社設立。東京女子師範学校校長、貴族院議員なども務め、24(91)年、死去。
 

引用
今再び「自助、自立の精神」産経新聞(2018/01/11

(1)閉塞状況打開のカギに 読者を鼓舞 『西国立志編』サミュエル・スマイルズ著、中村正直訳
http://www.sankei.com/life/news/180108/lif1801080028-n1.html
(添付図はこのサイトから転載)


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