2017年8月29日火曜日

(979) Jアラート / 北朝鮮ミサイル(1)


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今朝、起きてテレビをつけたら、BSも含めて「北朝鮮からのミサイル」一色だった。
ちょうどよい機会なので、まとめてみた。

 
1. 時間経緯
今回事前予告なしの発射だったので、現実的な時間経緯が分かった。

5:58 ミサイル、発射
6:02 Jアラート作動
6:06 ミサイル、襟裳岬上空を通過
6:12 ミサイル、海面落下

予告なしの発射にこれだけ対応してみせたのは、正直、すごいと思った。

 
2. 勝負所の(4±α)分間

Jアラートが鳴ってから上空を通過するのに4分かかっている。
今回は最高高度500kmまで上がっている。

低い弾道で飛んでくると、もう少し短い。
落下物があると、落ちてくる時間もかかるので、もう少し長い。

つまり、Jアラートが発せられてから(4±α)分間の行動が、
生死をわけることになる。

 
3. 対応した人もいた

新聞報道によれば「室蘭市によると、子連れの夫婦ら住人4人が…市防災センターに一時避難してきた」。テレビニュースを見ていたら、応援団の合宿中にJアラートを聞き、あわてて屋内に退避する画面が報道されていた。彼らは、正解である。

 
4. 対応しなかった人も多かった

「逃げろと言われても、どこに逃げれば…」と動けなかった人、「ミサイルが落ちてくることはないだろう」と静観していた人、「何をしようと死ぬときは死ぬ」と悟りを開いて(?)避難しなかった人、平然と動画や写真をとりSNSに投稿していた人(理由は後述)、彼らは不正解である。結局は死んでしまうかもしれないが、死ぬ確率は確実に減らすことができる<追記>「不安と恐怖心に駆られてパニックに陥った人」も、次回は対応できるようになれば、今回の経験が生かされる


5. 不正解の原因

(1) 「頑丈な建物や地下に避難して下さい」と放送されたこと…「そう言われても、頑丈な建物も地下も近くにない」とあきらめてしまった

(2) 彼らは「内閣官房の国民保護ポータルサイト」(添付)を読んでいないか、頭にはいていない

(3) そもそもリスク管理意識が希薄である

(4) <追記>リスクに対して心の準備ができていない


6. 何をすればよかったか

三段階ある

(1) 頑丈な建物や地下があれば、そこに逃げ込む

(2) それがなければ、ともかく(頑丈でなくてもいいから)建物に入り、窓から遠ざかる(爆風を受けると危険)。屋外や屋内でも窓際で動画・写真を撮るのは危険

(3) 建物もなければ、物陰に隠れたり、地面に伏せて、頭を守る。溝があれば、入り込む

<追記>パニックに陥った人も、具体的な行動指針を知っておれば行動しやすく、行動することによって、パニックが弱まり、より冷静な判断ができるようになるのではないか。

 
7. 今後に向けての教訓

(1)  リスク管理意識を高める

(2) 「内閣官房の国民保護ポータルサイト」を頭に入れておく
http://www.kokuminhogo.go.jp/

(3) 「勝負所の(4±α)分間」に適切に行動する

(4)  イスラエルから学ぶ … 彼らは日常的にミサイル攻撃を受け、自らを守っている
https://news.yahoo.co.jp/byline/dragoner/20170829-00075104/
  を参照すれば、写真がある(うち1枚を添付)ので、分かりやすい。

(5) <追記> 恐怖感や不安感を取り除き、冷静な判断を取り戻せるような情報提供も大切なのではないか。それは希望的な憶測や安易な気休めであってはならない。例えば、何が「有ったか」だけではなく、何が「無かったか」も伝えるとよい。「5:58に発射されて以降、今まで、次のミサイル発射は確認されていません」

 
8. 落下物

「落下物には触らないでください」とさかんに言っていた。液体燃料のなかに猛毒物質が入っているらしい。逃げよ、できれば、風上の方へ


※※※  追記しました(2017/08/30)。

  4.最後の文
  5.(4)
  6.最後の文
  7.(5)

 
 

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