2017年6月15日木曜日

(905) 高校生の生活と生徒文化 / 子供・若者の文化と教育(8)


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(K0047)  催し物情報(2) <催し物紹介>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2017/06/k0047-2.html
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高校生の時期の生活と生徒文化について考察する。高校生活は、勉強だけでなく、部活動、文化祭、体育祭、友人関係、異性関係の面でも活発になり、体力面でも精神面でも大きく成長する。若者独自の文化にコミットし、生徒文化を形成し、大人に対峙する。
 

【目次】

第8章 高校生の生活と生徒文化

 はじめに

 高校教育の現状

 高校生の生活と意識

 生徒文化
(1)  生徒文化への注目
(2)  生徒文化と青年文化

 

<各論> 第8章 高校生の生活と生徒文化

 はじめに

 高校生は、高校という文化孤島で、同世代の仲間と長時間一緒に過ごすことによって、独自の文化(生徒文化)を形成する。

 
 高校教育の現状

 日本で高校教育は義務教育ではないが、進学率は97.8%(2009)

 
 高校生の生活と意識

  平均睡眠時間は、6時間13
  「今までもっときちんと勉強しておけばよかったと思う」「わからないことがあると『もっと知りたい』と思う」「勉強しようという気持ちがわかない」
  「進学校」の生徒は自主的な勉学意欲が高く、一方「進路多様校」の生徒は、勉学意欲が全般に低く、勉強の意味をあまり理解していない
  「運動部に入っている」58.4%、「文化部に入っている」25.0%
  平均学習時間は、61.6分である
  高校生にとって、日頃話す友だちは多く、悩みごとを相談できる友だちもかなりいる。友だちに関する意識では、「違う意見をもった人とも仲良くできる」「友だちと一緒にいたい」「年齢や性別の違う人と話をするのは楽しい」 … 結構、健全だと思った
  現代の高校生は、身近なところで幸せを求めていて、高い達成意欲を抱かず、内向きになっている傾向がある

 
 生徒文化

(1)  生徒文化への注目

 武内は、高校生の調査から生徒の四つのタイプ(勉強型、遊び型、逸脱型、孤立型)を見出した(図8-3)。

 
(2)  生徒文化と青年文化

 現代の若者は、かつてのように社会や大人に対してあからさまな反抗や対抗をすることはなく、社会や大人から与えられたモノや枠組みを受け入れつつ、その機能や意味を変革している。それは、自己確認のためであったり、生き残り戦略であったりする。

 

引用
竹内清、「第8章 高校生の生活と生徒文化」
竹内清・岩田弘三編、子供・若者の文化と教育、放送大学教材(2011)
8-3 高校生の生徒文化の類型

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