2016年5月27日金曜日

(521) 転機(定年など)でうまくいかない3つのパターン


 「(定年になって)終わる人、終わらない人、終われない人」というテーマで、各自記載のシートに基づき全員参加で相互討議した。それぞれの言葉をどう定義するかは、各人が好きなように決めてよい。

 私が頭の中を整理したら、「転機(定年など)でうまくいかない3つのパターン」と対応した。うまくいかない人は「終わるからうまくいかない人」、「終わらないからうまくいかない人」、「終われないからうまくいかない人」のどれかに該当する。

 前提条件として、「終」が伴う人生の「転機」の場を想定する。「転機」を境として、出来事は、非連続となる。これまでのもの(ルールや経験やノウハウ)が通用しなくなる。そこでは、何らかのリストラクチュアリング【restructuring】(構造を改革する)ことが要請される。

 

 さて、3つのパターンを説明していく。

 

(1)   「終わるからうまくいかない人」
新しい環境に無関心である。
新しい世界では生きない(もぬけの殻、生ける屍)。

例えば、定年後は、家でゴロゴロとテレビを見て過ごす一日。奥さんから嫌われる

 
(2)   「終わらないからうまくいかない人」
   新しい環境に移ることを自覚せず、
(環境が変わったのに)従来通り生きようとして、不適合をおこす

例えば、定年後、ボランティアグループに入るが、
会社のやり方で進めようとするから、
誰もついてこないし、嫌われて居づらくなる

 
(3)   「終われないからうまくいかない人」
新しい環境に順応せねばならないことは知っており、
新しい生活に入ろうとするが入れず、どうしたらよいのか、
ホワイトハウスに相談した

 
 定年退職後、多くの同年代・同環境の人と付き合ってきたが、転機をうまく乗り越えられない人は、上の3つのうちのどれかに、大概、振り分けることができる。

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