2022年1月8日土曜日

(2530) 金子みすゞ詩集(1-1) / 100分de名著

 【 読書 ・ 100de名著 】第一回は、「大漁」「おさかな」「積もった雪」の初期の作品から、みすゞの10代をふり返り、私たちが失いがちな見えないものへのまなざし、見えない世界に想いをはせる心の豊かささを考える。


第1回  10日放送/ 12日再放送

  タイトル: 詩心の原風景 - 童謡詩の誕生

 

 山口県仙崎の漁師町で、死んでいく小さな魚を見て育ったみすゞ。彼女の中には、小さな命を慈しむ優しい心、また命なきものへの温かなまなざしが宿っていく。みすゞの少女時代は、大正デモクラシーであり、子どものための自由な教育と表現の気運から、児童の文芸誌「赤い鳥」「童話」「金の船」が創刊。そこに載った北原白秋、西條八十、野口雨情の「童謡詩」は、作曲されて歌になり、大人にも人気を博す。本屋の娘だったみすゞは、こうした童謡詩を愛読して育ち、漁師町の風景のなかで、詩心をはぐくむ。第一回は、「大漁」「おさかな」「積もった雪」の初期の作品から、みすゞの10代をふり返り、私たちが失いがちな見えないものへのまなざし、見えない世界に想いをはせる心の豊かささを考える。

https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/pEwB9LAbAN/bp/pQWV2jMAyN/

 

【テキストの項目】

(1)       漁師町に生まれ育った寂しい娘

(2)       弟・雅輔との別れ

(3)       大正時代に花開いた雑誌文化

(4)       大正デモクラシーと「赤い鳥」

(5)       童謡詩の誕生

(6)      「わらべ唄」と「唱歌」

(7)       子どもの心情を描く童謡詩

(8)       みすゞ16歳、母との別れ

(9)       みすゞ初期の名作

(10)      人間のために死んでいく魚の哀れ

(11)      見えないものに寄せるこまやかな想い

(12)      鯨を弔う人々の心

 

<出典>

松本侑子(2022/1)、金子みすゞ詩集、100de名著、NHKテキスト(NHK出版)



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