2021年10月20日水曜日

(2490) コロナ対策では、どの政党も? 票集めしか考えていない

 【 コロナ対策 ・ 現金給付 】 コロナ対策の目玉が現金給付とは。ずいぶん気前のいいことで、まるで安売りの特売品で客寄せをするスーパーのチラシみたいだが、財源はどうするのか。後から、増税という請求書を出されるのはごめんである。


 

(1) この選挙の最大の争点は、新型コロナウイルスの感染防止対策と、コロナ禍で疲弊した経済を再生する政策である。 … そろって現金給付が目玉とは。

   「生活が苦しい子育て世帯などへ」(自民)

   0歳~高校3年生に10万円相当」(公明)

   「低所得者へ年12万円」(立憲民主)

   「コロナ禍で収入が減った人に10万円」(共産)

   「一律10万円、低所得者は10万円上乗せ」(国民民主)

   「ベーシックインカム(最低所得保障)の導入」(維新の会)

 対象や金額に微妙な違いはあるものの、どこに投票したらいいのか迷ってしまう。

 

(2) 財源はどうするのか。財務省の事務次官が月刊誌で「このままでは国家財政は破綻する」とバラマキ批判をしていた。 … 国の金庫番が心配するのも無理はない。

 

(3) 給付金によって消費が喚起され、経済が成長すれば税収も伸びる――という理屈らしい。しかし、昨年支給された給付金の消費への効果は一時的で、使わずに貯蓄に回されたのも少なくない。その検証もしていない

 

(4) 選挙で票を集めるためにニンジンをぶら下げようというのなら、有権者もなめられたものだ。なにより大盤振る舞いの後から、増税という請求書を出されるのはごめんである。

 

<出典>

【タイトル】 票集めるよりも「良い良薬」語るべきだ

【新聞】 産経新聞(2021/10/20 )

【執筆者】 鹿間孝一

 

添付写真は、

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211019/k10013313021000.html



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