2021年6月10日木曜日

(2360) 朝の詩_(41)象の親子・(42)こんな顔

【 朝の詩 】 (A)象の親子 突きすすむ愛と 立ちどまる愛の狭間で 我が子を守るすべを 必死にさがして。昨日も、街中で見かけた。もちろん人だが。(B)こんな顔 」人の悪口を 言っている人から たまらず 視線をずらした。自分から目を背けているのだ。


(A) 象の親子

(B) こんな顔

 

 

朝の詩

===== 引用(A) はじめ

 象の親子

  埼玉県上尾市

  関根 裕治 49

 

象の母親は急ぎ足で

水場へと突きすすむ

はやく水を飲まないと

お乳が出ないから

でも急ぎすぎると

子が追いつけないので

はぐれてしまわぬよう

何度も立ちどまる

そんなもどかしさが

人の親にもあるだろう

突きすすむ愛と

立ちどまる愛の狭間で

我が子を守るすべを

必死にさがして

(選者 八木幹夫)

===== 引用(A) おわり

産経新聞 (2021/05/20)

 

 

朝の詩

===== 引用(B) はじめ

 こんな顔

  兵庫県西脇市

  山下 智一郎 57

 

人の悪口を

言っている人から

たまらず

視線をずらした

 

私もこんな

顔をして

人の悪口を

吐いているのかと

思ったら

 

(選者 八木幹夫)

===== 引用(B) おわり

産経新聞 (2021/06/04)

 

<添付/イメージ>

https://ajunkichve.hatenablog.com/entry/2020/12/17/002951



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