2021年3月29日月曜日

(2287)  品格に欠ける相手に、いかに対決するか

 

◆ 最新投稿情報

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(K1428)  認知症の人の世界を理解する「9大法則と1原則」(杉山孝博)(2) <介護>

http://kagayakiken.blogspot.com/2021/03/k1428-2.html

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中国のGDP(国内総生産)が世界一になったとしても、主要民主主義国のGDPの合計は中国のそれよりはるかに大きい。民主主義の価値観を共有する国々の連帯が、品格に欠ける中国より劣勢になるとは考えにくい

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 西原正氏が、「中国の政治体制に欠ける品格」と題して、「国際社会はもっと声を大きくして中国を批判すべきである。」と主張していますが、私は違和感を覚えます。

 第一に、これは品格の問題ではない。第二に、声を大きくして批判しても、解決にならない。第三に、「財団法人平和・安全保障研究所理事長」「国際安全保障学会会長」「防衛大学校名誉教授」がこんなことを言っていて日本は大丈夫か。

 

 先ずは、「中国の政治体制に欠ける品格」とは何を指すかというと、

===== 引用はじめ

 中国は経済力と軍事力の分野で秀でていても、指導者たちの統治手法はきわめて品格に欠ける。国民から人権を奪い、政府の政策に従う人たちのみを「愛国者」と呼んだり、少数民族への文化的配慮を無視したりするなど、驚くばかりである。また国民と共有すべき情報の隠蔽(いんぺい)や、弱小国に対する傲慢な態度もそうである。

 最近の5つの例を見よう。

===== 引用おわり

 

 次に、「最近の5つの例」とは何を指すか、タイトルを拾うと、

  人権を失った香港

  人権を失ったウィグル族

  コロナ感染に見る情報隠蔽

  債務付け

  弱小国いじめ

 各々の詳細を知りたい方へ。<出典>にリンクがあります。

 

 「私(=藤波)は違和感を覚えます」とは、

(1)        第一に、これは品格の問題ではない。

 これは、日本が受けている脅威であり、我々の安全が危険にさらされている、ということが一番大事な認識だと思う。中国に品格が欠けているかどうかは、中国の問題。我々が真剣に考えるべきは、中国に品格が欠けているかどうかではなく、中国が日本の安全を脅かしていること、そして、それにどう対抗するか。自分ごとなのに、他人ごとにしてしまっている。

 

(2)        第二に、声を大きくして批判しても、解決にならない。

 個人であれ、団体であれ、国であれ、おおよそ品格に欠けている相手を批判したところで、ほとんど効果がない。もしも効果がある相手なら、少しは品格がある。確かに日本からの批判は軟弱であり、声を大きくして批判するのには賛成だが、それだけで終わっては、事態は、いっそう悪化に進む。

 

(3)        第三に、「財団法人平和・安全保障研究所理事長」「国際安全保障学会会長」「防衛大学校名誉教授」がこんなことを言っていて日本は大丈夫か。

 経歴を見ると、氏は防衛に関する専門家のようである。何故専門家なのにこのようなことしか書けないのかと疑問を感じたが、よく考えると、だからこそ、言葉を慎重に選ばないと猛烈なバッシングを受ける。自分を最初に防衛しなければならない立場なのだから、致し方ないのかもしれない。

 

 防衛についても、防衛をいかにすべきかを喧々諤々と議論できない。日本は、マスコミによる言論統制が激しすぎて、まことに不自由な国になってしまった。マスコミは今や、言論統制される立場にはいない。自身の価値観に反する相手を言論統制するのに忙しい… 話題が変わってしまった。ここで終わりにする。

 

<出典>

中国の政治体質に欠ける品格

【正論】 産経新聞(2021/03/16)

https://special.sankei.com/f/seiron/article/20210316/0001.html



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