2021年3月13日土曜日

(2270)  神経質にならなくてもよい / 専門家が提言する「真の感染防止」(1)

 

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新型コロナウイルスの感染者が国内で確認されてから1年以上。「常識」となっている感染防止対策の中にも無駄や不十分な点があることが、専門家の分析で分かってきた。長続きする「真に有効な感染防止対策」を探る

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 当初は何が何だか分からなかったコロナだが、知見が深まっている。当初言われていた「常識」を漫然と持ち続けるのは、無駄であったり危険であったりする。

 

 新型コロナウイルスの感染者が国内で確認されてから1年以上。「常識」となっている感染防止対策の中にも無駄や不十分な点があることが、専門家の分析で分かってきた。感染制御学の第一人者である堀賢・順天堂大教授の協力を得て、従来の対策を徹底検証。長続きする「真に有効な感染防止対策」を探った。

 

A.しなくても良い事は捨てないと、大切なことが疎かになる。

 

(1)  一人での黙食を徹底できるなら「営業時間は短縮しなくてもいい」

(2)  トイレにあるハンドドライヤーの使用禁止は、無意味

(3)  マスクを外したりコートを脱ぐ際なども神経質になる必要はない

(4)  商店などの行列での人との間隔を取ることも、必要ない

(5)  ジョギングは、マスク無しでよい

(6)  客室は、毎日消毒しなくてもよい

 

【展開】

(1)  一人での黙食を徹底できるなら「営業時間は短縮しなくてもいい」(堀教授)。

 新型コロナは飛沫(ひまつ)とそれより小さいエアロゾル(浮遊微粒子)に混じって広がるため、その拡散を防ぐのが肝。

 

(2)  トイレにあるハンドドライヤーの使用禁止は、無意味

 そもそもハンドドライヤーは洗った後の手を乾かすもの。万一ウイルスが残存していてもごく少量で、トイレは一般に換気がよく、長居することも少ないためエアロゾルを吸い込んで感染する可能性は低い。ハンドドライヤーがクラスター(感染者集団)の原因になったという事例も報告されていないという。

 

(3)  マスクを外したりコートを脱ぐ際なども神経質になる必要はない

 医療現場ではマスクや防護服を脱ぐときは細心の注意を払うが、それはウイルスが大量に付着している可能性が高いため。今やほとんどの人がマスクをしており、一般の生活現場では「ウイルスがマスクやコートに大量に付着している可能性は低い」

 

(4)  商店などの行列での人との間隔を取ることも、必要ない

 堀教授は「マスクを着用し、会話をしないのであればそこまで神経質になる必要はない」と指摘する。2メートルという数字は、マスクをしないときに飛沫が飛ぶ距離を基準としているからだ。

 

(5)  ジョギングは、マスク無しでよい

 屋外では不要

 

(6)  客室は、毎日消毒しなくてもよい

 客が代るごとに消毒する

 

  続く

 

<出典>

そのコロナ対策、意味ありますか

産経新聞(2021/03/05)

ハンドドライヤー禁止、幅の狭いアクリル板…その対策、意味ありますか? 専門家が提言する「真の感染防止」

https://www.sankei.com/premium/news/210214/prm2102140012-n2.html



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