2021年2月22日月曜日

(2252)  (1)「3つの評価」「いじめ」の観点から/「森元首相たたき」に思う

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①許せない女性蔑視、男女差別②問題発言だが、騒ぐほどのものではない③よく読むと女性蔑視だとは受け取れない―の3つの見方があり、発言の締めくくりの部分から、女性を称揚しているのではないかとの見解もある

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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性に関する発言について、マスコミや国会が執拗に取り上げてきた。

 

 発端となった森氏の発言に対する評価は、SNS上では分かれている。大別すると

  許せない女性蔑視、男女差別

  問題発言だが、騒ぐほどのものではない

  よく読むと女性蔑視だとは受け取れない

3つの見方があり、発言の締めくくりに当たる部分から、

  女性を称揚しているのではないか

との見解もある。

 

 私の感覚では世間一般では②・③の意見の人か多いように感じているが、マスコミを読んだり国会の議論を聞いていると、日本全体が①一色のように感じられる。何故、このような歪な姿になってしまったのだろうか。

 

 私のように社会的な影響力の無い人ならお目こぼしいただけるだろうが、著名な人が②③を唱えると、女性を蔑視していると袋叩きになるのは、十分予想される。だから、良識ある人々の声は、聞こえてこないのではないか。

 

 これは、いじめの構造に他ならない。いじめの場面には、三種類の人がいると言われている。

(a) いじめる人

(b) いじめられる人

(c) 周囲で傍観している人

 周囲で傍観している理由の一つは、不用意に首を突っ込むと、自分がいじめられる人になってしまう恐れがあることだ。

 

 「いじめは、いけません」と普段は説いているマスコミが、先頭を切っていじめの構造を作っている、という皮肉な現象が起こっている。

 

===== 引用はじめ

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性に関する発言をめぐる日本社会、特にマスコミや国会の狂騒について ‥ 森氏が謝罪したにもかかわらず、際限なくたたく姿はまるで集団リンチかいじめのようで、 …

 発端となった森氏の発言に対する評価は、SNS上では分かれている。大別すると①許せない女性蔑視、男女差別②問題発言だが、騒ぐほどのものではない③よく読むと女性蔑視だとは受け取れない―の3つの見方があり、発言の締めくくりに当たる次の部分から、女性を称揚しているのではないかとの見解もある。

 「私どもの組織委員会にも女性は7人ぐらいいますが、みんなわきまえておられます。お話もきちんとした的を射たものが集約されて非常に役に立っています。欠員があると、すぐ女性を選ぼうということになるわけです」

 ところが、マスコミに登場する意見はほぼ森発言は女性蔑視、男女差別と決めつけたものばかりである。それどころか、「心得る」を意味する「わきまえる」という表現を使ったことすら女性蔑視の表れであるかのように非難されている。

===== 引用おわり

森元首相たたきの政治的思惑

【阿比留瑠比の極言御免】産経新聞(2021/02/22)

https://special.sankei.com/a/column/article/20210211/0001.html

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