2020年10月25日日曜日

(2133)  不登校、自信をつける / 子供たちの「心を聴く」(1)

 

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(K1274)  眠ってばかりの状態から旅立つこと(4) <臨死期>

http://kagayakiken.blogspot.com/2020/10/k1274-4.html

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合宿をして、生活をともにする。そうした中で、たとえば食事をつくり、目玉焼きをうまく裏返せたら、「おー」と言うだけでもいいのだという。その子の気持ちが「ほわー」と温かくなったのが、「自信」だという

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 長年、不登校の子供たちの教育相談にあたっている「開善塾教育相談研究所」顧問の金澤純三氏の言葉を紹介したい。

 

 教師は意外に他人の言うことを聞いていないのだという。自分が聞きたいことを、子供たちに聞いて満足している教師が少なくない。

 

 真面目な先生ほど、いろいろ聞きたがり、教えたがる傾向もある。不登校の子供の家庭訪問をし、「なんで学校へ来ないの?」「理由は?」と聞きたがる。「学校に来られない理由を紙に書いて。印鑑も押して」…。これでは笑えない。逆効果だ。

 

 子供が学校へ行けなくなったのは、きっと嫌なことがあったからだ。叱られたり、責められたりして、自己評価が下がる、自信がなくなる。

 

 「自己評価が下がらないように、叱らないように、恥をかかせないようにしていけば、子供は必ず学校へ戻る。自信を持たせるということが肝心」だと金澤氏は指摘する。

 

 自信を持たせるのは難しいことではないという。開善塾では親子参加などで時々、合宿をして、生活をともにする。そうした中で、たとえば食事をつくり、目玉焼きをうまく裏返せたら、「おー」と言うだけでもいいのだという。その子の気持ちが「ほわー」と温かくなったのが、「自信」だという。

 

 添付図は、

開善塾教育相談研究所 / 合宿

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<出典>

子供たちの「心を聴く」 沢辺隆雄

【一筆多論】産経新聞(2020/10/20)

https://www.sankei.com/column/news/201020/clm2010200004-n1.html



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