2020年7月24日金曜日

(2038)  日本を発信(14)  Court Battle Over Comfort Women Film Taints Japanese University’s Research Ethics Record


 (慰安婦問題を扱った映画をめぐる法廷闘争?問われる日本の大学の研究倫理)


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米国のいわゆるフェイクニュースの代表であるCNNなどと同じ手法。フィルム全体が、切り取りと歪曲、捏造だらけである。我々が受けたインタビューの一部のみを切り出し、そこを徹底的に反証させるというやり方
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(当事者である藤木 俊一氏の主張)


 世界にも知られる日本の私立大学、上智大学(東京都千代田区)でいま、同大の研究倫理と大学院生への指導の在り方が揺らぐ問題が持ち上がっている。
 同大に在籍していた大学院生が慰安婦問題をテーマにした映画を制作。出演者たちが、制作者側にだまされたとして映画の制作者や大学側に対し、映画の上映差し止めや損害賠償などを求めて裁判をおこす事態となっているためだ。

 上智大学グローバル・スタディーズ研究科の大学院生だったノーマン・ミキネ・出崎氏(映画の公式プログラムではミキ・デザキ)は2016年5月から17年2月にかけて、同氏が「歴史修正主義者」と呼ぶ8人のコメンテーターたちに接触し、研究の一環で映画制作をするとしてインタビューを申し込んだ。
 8人は、外交評論家の加瀬英明、テレビタレントのケント・ギルバート、ジャーナリストの櫻井よしこ、「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝、「テキサス親父」として知られるトニー・マラーノ、同日本事務局長の藤木俊一、「なでしこアクション」の山本優美子、衆院議員の杉田水脈の各氏で、全員がインタビューに応じた。

 ところが、8人のインタビューは、独断的な主観による編集を経て、映画『主戦場』となり、18年10月、韓国の第23回釜山国際映画祭を皮切りに、新型コロナの緊急事態になるまで世界各国で上映された。日本でも19年4月20日から一般公開が始まり、20年1月末までの9カ月間、異例のロングラン作品となった。

 インタビューを受けた人たちは出崎氏と配給会社、東風を相手取り、映画の上映差し止めと損害賠償を求めて提訴。さらに、研究倫理によって守られるべき研究協力者の人権を侵害しているとして同氏と指導教官の中野晃一教授を告発する事態へと発展した。


<参考資料>
  原文 英語
Court Battle Over Comfort Women Film Taints Japanese University’s Research Ethics Record

  新聞記事
上智大と半日映画?
産経新聞(2020/07/24)


<前回>
(2008)  日本を発信(13)  [Mythbusters] Self-righteous Foreign Correspondents in Japan Claim Freedom to Be Offensive



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