2020年7月16日木曜日

(2031)  勝ちに行く組織の和(巨人・原辰徳監督)



◆ 最新投稿情報
=====
(K1172) (状況の混乱)早く会社に行かないと仕事が滞る(2) / 認知症の人の不可解な行動(22) <認知症>
=====

☆☆
巨人の原辰徳監督。監督としての通算勝利数が、長嶋茂雄終身名誉監督を上回って巨人歴代で単独2位に。「目的は明確なんだ。勝つことが第一、そして実力主義。この2つがあればチームに和ができて強くなる」
☆☆

 原辰徳監督が興味深いことを言っています。「目的は明確なんだ。勝つことが第一、そして実力主義。この2つがあればチームに和ができて強くなる。」

 一瞬、あれっ?と思いました。「勝利至上主義」「実力主義」では、ギスギスした関係になりそうだからです。

 よく考えると、「勝ちに行く組織」においては、「勝利至上主義」「実力主義」が和を導きます。逆を考えた方が、分かりやすそうです。

 「勝ちに行く組織」が負けこんだらどうなるか。皆、うっぷんがたまって、ギスギスします。
 「温情主義」で選手の起用が決まったら、どうなるか。真面目に頑張り、実力をつけてきた人にとって、それは何なのか。周囲の選手たちは、納得するのか。そして、そのような選手起用では、勝てません。

 「勝ちに行く組織」は、勝利を続けると、元気になり、活気がでます。起用されなかった選手も、納得さえすれば、起用してもらおうと頑張り始めます。実力をつけて、勝ちに貢献します。

 「目的は明確なんだ。勝つことが第一、そして実力主義。この2つがあればチームに和ができて強くなる。」は、「勝ちに行く組織」においては正しい。
 そして、「勝たなくてもいい、楽しければいい組織」には、不和をもたらします。

 ただ、「勝利至上主義」「実力主義」だけでは、危うそうです。

 続く

<出典>
清水満、非情の中に隠された情の深さ
【スポーツ茶論】 産経新聞(2020/07/14)

添付は、
巨人・原監督「実力至上主義」若手の台頭に期待

原監督 通算1035勝 長嶋氏抜き勝利数 巨人で単独2位に




0 件のコメント:

コメントを投稿