2020年5月18日月曜日

(1973)  羽生善治と将棋 - 日本の将棋界を変えたスーパースター / あの頃日本人は輝いていた(3)


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2手指しまでは許しましたけど、3手指しはさすがに注意しました」と羽生竜王。100面も指していて分かるわけない、とタカをくくっていた小学生は、逆に竜王の凄さを思い知ったのではないだろうか。羽生23
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 平成8(1996)214日、日本将棋史上空前絶後と思われる羽生善治の七冠達成の偉業がなされた。七冠とはプロの将棋に設定されている七つのタイトル戦――竜王戦、名人戦、王位戦、王座戦、棋王戦、王将戦、棋聖戦のすべてのタイトルを独占することをいう。一つのタイトルを獲ることさえ至難の世界。羽生はこの1年前にも7冠に挑んだが敗退。1年間、他の6つのタイトルの全てを防衛しての快挙だ。
添付図は、https://www.asahi.com/shougi/eiseinanakan/ を参照

 羽生は、将棋の普及にも熱心だ。小学校の体育館に集まった小学生百人を相手にする百面指しを引き受け、走るようにして四時間かけて最後の一人まで差し切り、見守る父兄やこどもたちが感激で泣き出したこともあった。
添付写真は、https://shogi100.com/2018/03/18/1-32/

羽生善治(1970~)
埼玉県生まれ。1982年に小学生名人戦で優勝。中学3年で四段となりプロデビュー。19歳で当時の最年少記録で「竜王」位を獲得。数々のタイトルを奪い、1995年に史上初の七冠達成。相手を幻惑する妙手、巧手は「羽生マジック」と呼ばれる。タイトル獲得は通算99期。十九世名人の資格を持っている。

<出典>
池井優、『あの頃日本人は輝いていた』(芙蓉書房出版)


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