(1961) ほめ言葉 ／男と女の違い(1)

 
◆　最新投稿情報
＝＝＝＝＝
(K1102)　 ③トイレに座る　／　「あすなら10の基本ケア」(6)　＜介護＞
http://kagayakiken.blogspot.com/2020/05/k1102-106.html
＝＝＝＝＝
 

☆☆

男も女も他人から「認められたい」という願望がある。とはいえ、どこの誰から認められたいのかは大違い。「世界から認められたい」「世間からうらやましがられたい」。この違いが仕事への取り組み方にも表れる
☆☆
（注）男はこうで女はこうだと決めつける意図はありません。男性的な特質、女性的な特質を説明しようとするものです。男性的な特質をもつ女性、女性的な特質をもつ男性もいて、それは個性であり、否定されるべきものではないと考えます。現実には一人の人の中に両方があり、でも一人一人バランスが違います。
 

ほめ言葉

A)   ここが違う

男：　世界から認められたい
女：　世間から認められたい

B)   同僚の自慢話につきあってあげるとき

男から女へ：　「いいなぁ、うらやましい」
女から男へ：　「○○さんもすごいって」
 
 
【展開】
ほめ言葉

A)   ここが違う

男：　世界から認められたい
　世界中の見ず知らずの人から尊敬されたい男。
　男性が「オレだって認められたいんだ」と主張した場合、「世界」から認められたいのです。「認められる」というよりは、「尊敬されたい」「影響力を持ちたい」「『すごい』と言われたい」と表現したほうがわかりやすいでしょう。
 
女：　世間から認められたい
　隣の席の女性から「いいな」とうらやましがられたい女。
　友達、近所の見知った人、職場なら同じフロア。「世間」とでもいうべき手の届く範囲で認められたいのです。別の言葉で表現するなら、「うらやましがられたい」「憧れの対象になりたい」「『いいな』と言われたい」
 
 
B)   同僚の自慢話につきあってあげるとき

男から女へ：　「いいなぁ、うらやましい！」
　うらやましがられたい人には、とことん羨望の言葉を。「いいんじなゃない？」「よかったじゃん」だと、上から目線っぽくなるので。ＮＧ。
 
女から男へ：　「○○さんもすごいって」
　「すごい！」で十分ですが、工夫するなら他の人（権威ある上司、かわいい女子社員）の名前を出して「自分だけでなく、あの人まで賞賛していたよ」と伝えます。
 
 
＜出典＞
五百田達成、『察しない男、説明しない女』、No.32