2020年4月21日火曜日

(1946)  朝の詩_(25)夕焼けのように・(26)ヨチヨチ歩き

 
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☆☆
人の一生は時間の上にあり、時間に拘束され、やがて解き放たれるときが来る。(最近見たテレビで)卒業式で泣く日本人を、外国人は不思議と思う(「学校に来なくてよいから嬉しい」)。私は夕焼けをどう染めようか
☆☆
 
(A) 夕焼けのように

(B) ヨチヨチ歩き
 
 
朝の詩

===== 引用(A) はじめ
 夕焼けのように
  岡山市中区
  高山 秋津 71
 
聴力も脚力も思考力も
何もかも
衰えてしまったけれど
母は よく笑う
夕焼けのように笑う
周囲を明るく
染めながら――
だから
夕日を見送った後も
わたしの胸に広がった
野原は一面
(アカネ)色だ
 
(選者 八木幹夫)
===== 引用(A) おわり
産経新聞 (2020/04/20)
 


朝の詩
===== 引用(B) はじめ
 ヨチヨチ歩き
  和歌山市
  川野 義信 84
 
ヨチヨチ歩む一才児
ヨチヨチ歩むお年寄り
人の一生は
ヨチヨチに始まり
ヨチヨチで幕とす
 
(選者 八木幹夫)
===== 引用(B) おわり
産経新聞 (2020/04/21)
 
 
<借用添付写真>
「日の入り後、江の島の空が茜色に染まりました」
https://ganref.jp/m/kaitooochan/portfolios/photo_detail/3266033

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