2020年3月20日金曜日

(1914)  新型コロナウイルス まとめ(2)

 
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新型コロナウイルス まとめ
 
1.   【信用度】
2.   【新型コロナウイルスの特性】が分かってきた
2.1.  【厄介者である】
2.2.  【感染様式】
3.   クルーズ船【ダイヤモンド・プリンセス号】は、何だったのか(考察)
4.   【日本の対応】内外で批判する人はいるが、もっとも先進的だと思う
4.1.  【海外の事情、国内野党の事情】
 
4.2.  【基本コンセプト】
4.2.1. 【クラスター】と【トレーサビリティ】
4.2.2. 【帰国者・接触者】帰国者・接触者相談センター
4.2.3. 【濃厚接触】
4.2.4. 【検査者数】
4.2.5. 【世界に類を見ない取り組み】
5.   【マスク】
6.   【オリンピック・パラリンピック】
7.   【今後の見通し】


【展開】
1.   【信用度】
2.   【新型コロナウイルスの特性】が分かってきた
2.1.  【厄介者である】
2.2.  【感染様式】
3.   クルーズ船【ダイヤモンド・プリンセス号】は、何だったのか(考察)
4.   【日本の対応】内外で批判する人はいるが、もっとも先進的だと思う
4.1.  【海外の事情、国内野党の事情】
 以上は、既に書きました。


4.2.  【基本コンセプト】

4.2.1. 【クラスター】と【トレーサビリティ】
 一般用語としてクラスターは“英語で「房」「集団」「群れ」のこと”、流通用語としてトレーサビリティは“物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態をいう。日本語では追跡可能性(ついせきかのうせい)とも言われる”。政府は「クラスター」とだけ言って「トレーサビリティ」という言葉は使っていないが、トレーサビリティの考え方で対策している。
 集団感染の起こったところを「クラスター」と命名し、そこにウイルスを持ち込んだ人、そのクラスターに居てどこかに行った人を「追跡」して、次のクラスターを作らないようにしていくのが、対策の骨子。
 クラスターマップには意味がある。クラスターの定義づけ(どのような条件が揃うとクラスターと認定するか)が必要。これが整備されていないことが、大分県の問題を発生させた。
 
4.2.2. 【帰国者・接触者】帰国者・接触者相談センター
 (厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)(2020/03/18)より)「帰国者・接触者相談センター」では、皆さまから電話での相談を受けて感染が疑われると判断した場合には、帰国者・接触者外来へ確実に受診していただけるよう調整します。その場合には、同センターより勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することは控えてください。
 
4.2.3. 【濃厚接触】
 (厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)(2020/03/18)より)濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は二つあり、距離の近さと時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(目安として2メートル)で一定時間以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。
 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議では、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離で2メートル程度)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高いとされています。
 
4.2.4. 【検査者数】
 日本では【クラスター】【トレーサビリティ】【帰国者・接触者】【濃厚接触】という考えに基づき、検査を絞っている。そのことによって、数に制限のある検査を集中し、重点的なところを抑えようとしている。そのため多少の漏れはあるが、それにこだわっていると、重点的にすべきことが手薄になってしまう。
 WHO・テドロス事務局長は「すべての国に訴えたい。検査、検査、検査だ。疑わしい例すべてに対してだ」と言っているようだが、専門家とは思えない。もし専門家なら、背任だ。
 先に、新型コロナウイルスは【厄介者である】と書いた(「潜伏期間が長く、潜伏期間中でも感染力はある」「保菌していても発症するとは限らず、発症していなくても感染力はある」「保菌していても、検査で発見できないこともある」「感染者が一度陰性になっても、再び陽性になることもある」)。この特性を踏まえると、「検査、検査、検査」で解決できないのは、素人目にも明らかだ。この期に及んで未だミスリードしようとしている。“「この国こんなにいたね?ここが一番で中国より増えたよ」って言いたいだけだろ。いかに中国発信を薄くしようと必死なのが良く分かります”と勘繰られても仕方ない。
https://www.bookservice.jp/2020/03/17/post-42188/
 
4.2.5. 【世界に類を見ない取り組み】
 このような基本コンセプトに基づいて動いている国はないだろう。台湾、シンガポールの初動対応は見事だったが、現在の日本の対策レベルには達していないと思う。
 日本の取組みをしても、「厄介者である」新型コロナウイルスを抑え込むところまでは難しい。まだ感染者は増えるだろう。それでも他国のような爆発的な感染には至らない可能性はある
 
5.   【マスク】
5.1.  クラスター周辺、病院、高齢者施設などに、重点的に配備することが望ましい
5.2.  全体数に限りがあるので、協力しあえないか。空気感染のリスクは小さい。マスク着用は減らすことができるだろう
5.3.  使いまわしはいけないと言われているが、煮沸消毒すればリスクなく再利用できるだろう(専門家は責任をとりたくないのでこういう発言はしない)
5.4.  法律で規制しなくても、日本は国民の力で出来ることが多々あろう。日本国民の民度が問われて
 
6.   【オリンピック・パラリンピック】
 Facebook友達の伊達 泉さんのコメントに書き込んだ(3/18)ものを再録します。
 日本が完璧に新型コロナを抑え込んでも、他の国が収まっていないと「完全実現」はできない。自分たちの努力で解決できるものではありません。そんなことは分かっている筈です。他の国は直前で選手派遣を止めればすむので、嫌われてまで直言するのは損でしょう。だから反対はしない。将棋で言う「形作り」(投了したときの局面が美しくなるように敗勢の側が指し進める)しているように見えるが、中途半端にするのではなく、ギリギリの段階で「延期して完全実現」することを狙っているのではないかと、私は思います。「美しい局面で」延期する。
 
7.   【今後の見通し】
7.1.  トレーサビリティを確保できている限り、日本は爆発的感染には至らないだろう。しかし、トレーサビリティが限界に達してしまうと、日本も他国並みになるだろう
7.2.  温かくなると、下火になるのではないか。ただ、そこで安心してしまうと、次の冬に悲惨になる可能性がある
7.3.  やがて、治療薬が開発されるだろう
7.4.  新型コロナウイルスはゼロになることはなく、インフルエンザ並みになるのではないか。インフルエンザでも、死者は出る

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