2019年4月7日日曜日

(1566)  マルクス・アウレリウス『自省録』(2-2) / 100分de名著

 
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(K0707)  寄り添われ体験 / 「寄り添いに求められるもの」(4) <後見と電話相談>
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第2回  8日放送/10日再放送

  タイトル: 「他者」と共生する
 
放映は、   月曜日 午後 10:25~10:50

再放送は、  水曜日 午前 05:30~05:55
 及び        午後 00:00~00:25
 


語録(添付表と同じ)
 
(01)  誰かがお前に何か過ちを犯した時には、何を善、あるいは悪と考えて過ちを犯したのかを直ちに考えよ。なぜなら、それを見れば、お前は彼を憐れみ、驚くことも、怒ることもないだろうからだ。 (七・二六)
 
(02)  これらのすべてが彼らに生じたのは、彼らが善と悪について無知だからだ。 (二・一)
 
(03)  お前は何が気に入らないのか。人々の邪悪か。次の結論に心を留め、心を和らげよ。理性的な生き物は互いのために生まれたということ。我慢することは、正義の一部であること。人は心ならずも過ちを犯すということを。 (四・三)
 
(04)  「すべての人が心ならずも真理を欠いている」といわれる。正義、節制、親切、そのようなすべてのことを欠いているのも同じである。 (七・六三)
 
(05)  このことを知っていれば、その時、お前はすべての人に優しくあるだろうから。 (七・六三)
 
(06)  宇宙が何であるかを知らぬ者は、自分がどこにいるかを知らない。自分が本来何のためにあるかを知らぬ者は、自分が何者であり、宇宙が何であるかを知らない。 (八・五二)
 
(07)  我々は皆、一つの目的の達成のために協力している。自覚し意識して協力している者も、気づくことなく協力している者もいる。 (六・四二)
 
(08)  怒らずに、教え、そして示せ。 (六・二七)
 
(09)  お前が怒りを爆発させたとしても、それでも彼らは同じことをするだろう。 (八・四)
 
(10)  復讐する最善の方法は、自分も同じような者にならないこと。 (六・六)
 
(11)  人間は互いのために生まれた。だから、教えよ、さもなくば耐えよ。 (八・九五)
 
(12)  できるならば、教えて改めさせよ。しかしできないならば、これ(他者の過ち)に対して寛容がお前に与えられていることを覚えておけ。 (九・一一)
 
(13)  およそどんな美しいものもそれ自体で美しい。賞賛を自分の部分として持たず、それ自体で完結する。賞賛されるものがより悪く、あるいはよくなるというものではない。 (四・二
 
(14)  怒りに駆られる時、手元に持つべきものは、憤慨することが男らしいのではなく、穏やかで温和であることがより人間的であるように、より男性的でもあるということ。 (一一・一八)
 
(15)  判断を取り去れ。そうすれは、「害された」(という判断)は取り除かれる。「害された」を取り去れ。「害された」が取り除かれる。 (四・七)
 
(16)  他人が何かをするかしないかには何も求めない。 (二・一七)
 
(17)  私が彼ら(過ちを犯す人)の誰からも害を受けることはありえない。誰も私を醜悪なもので包み込むことはできないからだ。 (二・一)
 
(18)  絶えず波が打ち寄せる岬のようであれ。岬は厳として立ち、水泡立ちはその周りで眠る。 (四・四九)
 
(19) お前が怒りを爆発させたとしても、それでも彼らは同じことをするだろう。 (八・四)
 


<出典>
岸見一郎(2019/4)、マルクス・アウレリウス『自省録』、100de名著、NHKテキスト(NHK出版)
 
 

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