2018年11月24日土曜日

(1432)  米ホームレス美談 嘘だった

 
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(K0573) 「フレ!フレ!生きがい教室」(2)内容 <体の健康>
http://kagayakiken.blogspot.com/2018/11/k05732.html
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 「ほんとかいな?」と思いながらも、嘘だと断じる根拠もないので、コメントしませんでしたが、…
 

===== 引用はじめ
 米東部で2017年、車の燃料切れで立ち往生した女性にホームレス男性が有り金をはたいてガソリンを買い与えたという作り話をもとに、インターネットを通じて40万ドル(約4500万円)以上の寄付をだまし取ったとして、米警察当局は16日までに3人の男女を逮捕した。AP通信などが伝えた。

 マクルア容疑者が夜間に立ち往生していたところ、居合わせたボビット容疑者がなけなしの20ドルでガソリンを買って届けたとの話を捏造(ねつぞう)。マクルア容疑者は恩返しのため寄付を募ったというストーリーだった。マクルア容疑者と男は、得た金で車や高級ハンドバッグなどを購入していた。
===== 引用おわり
 

 私はケチなので騙される心配はありませんが、どうしてこんなにお金が集まったのだろうか、考えてみました。思いついたのは、三つです。
 
(1)  美談を欲しがっている(不快なニュースばかりで嫌になっていた)
(2)  良いことをしたがっている(自分の財布に相談しながら、無理ない範囲でできる)
(3)  参加したい(「私も寄付したよ」と言われると、乗り遅れ感?)
 
 
 詐欺だということを忘れると、彼らは良いことをしている。荒んだ世の中に美談を提供し、寄付した人たちも満足し、一体感が生まれた。寄付した人は、納得して自分でできる範囲の寄付をしており、それで自分の生活が困る訳ではない。良いことづくめではないか。これで、仮に、集まったお金を本当に困っている人に届けたら(鼠小僧?)、みんなが幸せな気分になります。
 
 嘘をつくなら、最後まで嘘をつき通せ! そうすれば、みんなハッピーな気持ちで終わっていました(もちろん、嘘はいけません)。「ホームレスの男がその後、もらうはずの寄付を受け取っていないとして共犯者の2人を提訴したことから警察が捜査を始め、燃料切れの話がそもそも虚偽だったと発覚した」。なんとも寂しい幕切れです。
 

 因みに、大阪のおばちゃんは、オレオレ詐欺には騙されないが、還付金詐欺にはたくさん騙されているらしいです。お金が出ていく話にはガードが強いが、お金が入るかもしれないとガードが一気に弱くなる。だから、この詐欺、大阪のおばちゃんは引っかからないと思います()
 


<出典>
米ホームレス美談 嘘だった
産経新聞(2018/11/18)
 
ホームレス美談は作り話 米国、4千万円集め3人逮捕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37903710X11C18A1000000/

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