2018年10月29日月曜日

(1405)  研究に必要な「運」「鈍」「根」 / NC(2)

 
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 研究に必要なのは、「運」「鈍」「根」。
 
(1)  「運」
 「運」が舞い降りてくるまでには、辛抱強く待たなければなりません。
 
(2)  「鈍」
 「鈍」は文字どおり、浅薄な知識で表面的な解決を図ることを戒めています。まさしく、敏速な解決を探る態度とは正反対の心構えです。
 
(3)  「根」
 最後の「根」は根気です。結果が出ない実験、出口が見えない研究をやり続ける根気に欠けていれば、ゴールに近づくのは不可能です。
 
 
 私自身の残された時間はどんどん短くなっているが、でも、このような研究の姿勢は、貫き通したいと思っています。

 


<出典>
帚木蓬生、『ネガティブ・ケイパビリティ』、朝日新聞出版、P.194

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