2018年9月13日木曜日

(1359)  スポーツ界のゴタゴタ(宮川紗江選手問題など)

 
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(K0500)  人は3度死ぬ。どれが一番怖いか <その他>
http://kagayakiken.blogspot.com/2018/09/k0500.html
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 若いアスリートは、概ねさわやかに頑張っている。それに引き換え、スポーツの舞台裏は悲惨だ。
 
===== 引用はじめ
 スポーツ界の昨今の組織の機能麻痺(まひ)は日本相撲協会の横綱審議委員会の不作為に始まった。横綱の見苦しい張り手や変化、酒席での後輩への暴行、相次ぐ連続休場。その横綱の品位を認め、人格を保証したのが横綱審議委員会なのだから、彼らも責任を取らなければならないのに、誰もやめない。 … 素人にも分かる目の前の問題を解決せず、臭い物に蓋をして組織の奥の方で権力をたらい回ししている。
 そう思いつつファンは白けきっていると、日大アメフト問題、レスリングのパワハラ問題、アマチュアボクシングの会長問題、そして18歳の女子選手による日本体操協会の内部告発と来た。止(とど)まる所を知らない。各組織の内部が崩壊している。
===== 引用おわり
 

 何故、こんなに違うのか。それは、連続しているのだが、別の世界だからである。

(1)  アスリートの世界
(2)  スポーツ関連組織の世界
 

 もちろん、密接に関係している。人としても(1)で活躍していた人たちが、(2)に移って中心になっている。だが、違う。(1)はスポーツの世界であり、(2)は組織の世界である。
 
 いまスポーツ界でもめているゴタゴタは、「スポーツの世界」で起こっているのではなく、「組織」の世界で起こっている。
 
 組織である以上、必ず、権力闘争が伴う。良い悪いではなく、そういうものなのだ。スポーツの世界がさわやかだから、それだけ、隣の組織の醜さがより一層印象的になる。
 
 日本体操協会でどちらに理があるか私にはわからない。しかし、一人の若くて有望な選手が引退に追い込まれるのは、あまりにも残念だ。
 
 権力闘争で互いになぐりあい傷つけあうのは自業自得だから仕方がない。でも、アスリートの足を引っ張らないでほしい。もともとアスリートを支援するのが、組織の目的だったのではないか。彼らはスポーツの精神を失い、組織の人になりきってしまったのではないか。
 


<出典>
西尾幹二、内部をむしばむ国民の深い諦め
【正論】 産経新聞(2018/09/13)
 
内部をむしばむ国民の深い諦め 評論家・西尾幹二
https://www.sankei.com/column/news/180907/clm1809070004-n1.html
 

添付写真の引用元は
http://bunshun.jp/articles/-/8970
https://tocana.jp/2018/09/post_18105_entry.html

 

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