2018年6月13日水曜日

(1267)  良心学(同志社大)



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(K0408) 「幸せの寿命」延ばしていく <心の健康><体の健康>
http://kagayakiken.blogspot.com/2018/06/k0408.html
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 学問としての良心学というものがあるそうだ。

===== 引用はじめ
 現代社会のさまざまな課題を良心という観点から考察しようと、同志社大が新たな学問「良心学」を提唱している。同志社にとって、良心は新島襄(184390年)の建学精神(*)に通じる概念だが、自校の歴史研究にとどまらず、時代を超えて学外にも通用する学問にすることが目標。文系・理系を問わず、さまざまな学問を横断し融合する試みにもなっている。
(小野木康雄、写真も)
===== 引用おわり
(*) 「良心之全身ニ充満シタル丈夫(ますらお)ノ起リ来ラン事ヲ」(新島襄)


 良心、道徳、善悪

===== 引用はじめ
 「良心とは何かを、あなたならどう説明しますか」 … 学生からは「人間らしい良い心」「道徳」などの答えが聞かれたが、小原教授(*)はそれらを踏まえつつ、こう述べた。
 「道徳では、良いことを選び取って実践することが求められる。でも善悪は簡単には判断できないし、立場が違えば逆転する。価値観の対立や葛藤をどう受け止めるかも考えてみたい」
===== 引用おわり
(*)良心学研究センター長の小原克博・神学部教授(宗教倫理学)
 

 学問として良心学は「人間のあらゆる活動に良心が関わる以上、すべての学問が射程に入る」とされている。


1.   人文科学
1.1.  哲学

2.   社会科学
2.1.  経済学 … 良心的なお店とは何か

3.   自然科学
3.1.  脳科学 … 良心に影響する脳機能を調べる
3.2.  進化生物学 … 自らを犠牲にする昆虫や哺乳類の「利他的行為」は良心の一種?
 

 科学者自身にとっての良心を問い直す。

===== 引用はじめ
 先の大戦で原爆開発を進めたマンハッタン計画から近年日本で相次ぐ論文不正まで、科学者にとって良心は積年の課題であり続けた。「良かれと思った研究が誤った方向に進むこともある。暴走する危うさが、良心にはある」
===== 引用おわり

 

<出典>
「良心学」新たな視点 / あらゆる学問を横断・融合 同志社大が提唱
産経新聞(2018/06/12)


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