2018年1月23日火曜日

(1127)  快適空間とヒューマンファクタ / 「ソーシャルシティ」(11) (放送大学)


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(K0268)  祈りは遺伝子を「活性化」する <心の健康・体の健康>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2018/01/k0268.html
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目標&ポイント

===== 引用はじめ
 快適な環境を評価するための環境因子の例を紹介し、ヒューマンファクタを考慮した快適空間の創出方法について紹介する。また、まちにおける快適空間評価について、物理環境情報、ヒューマンファクタ、社会的側面の観点から論じる。
===== 引用おわり
 

【目次 / 第11章 快適空間とヒューマンファクタ】

1. 快適な環境とは
2. 快適環境の個別適合
3. まち環境における快適性の評価
 


 快適さというのは極めて人間的なものであり、それを物理量に変換するのは難しいだろう。人によって個性が違うし、同じ人でもその時の状態によって評価が違うだろう。
 

 第一に、「快適な環境」について。快適性に影響すると言われている環境要因について、温熱と音とに焦点を当てて見ている。

 温熱環境においては、温熱感覚に注目している。温熱感覚は、皮膚の感覚受容による温度情報と、生体深部を含んだ体全体の温度感覚の高次レベルにおける統合により引き起こされる、「暑い」「暖かい」「涼しい」「寒い」といった感情を伴う主観的な感覚のことである。この人間の温熱感覚においてどのような環境が快適なのかを考える(添付 図11-2 参照)

 音環境においては、人にとって好ましく快適な音環境とは、必要な音を十分に知覚することができ、かつ不必要で不快な音が可能な限り除去された環境ということができるだろう。また、住環境下に好ましい音を加えることで快適な音環境を作り出すという方法で音環境の改善を目指す動きがあり、これは「快音化」と呼ばれる。
 

 第二に、「快適環境の個別適合」について。調査によれば、同じ環境に対して、快適さを示す人もいれば不快さを示す人もいる(添付 図11-3 参照)。ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)は、集団の構成員の80%以上の人が環境に満足できれば、その環境を快適と判断するとしている。


 第三に、「まち環境における快適性」。まち環境において利用者が快適と感じる空間は、空間の物理的要因、利用者の生理的要因、及び社会的要因を総合して創出される。
 

出典
川原靖弘、「第11章 快適空間とヒューマンファクタ」、川原靖弘・斎藤参郎、「ソーシャルシティ」、放送大学教材(‘17)


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