2018年1月18日木曜日

(1122) 仕事と社会参加 / 「家族と高齢社会の法」(11) (放送大学)


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(K0263)  2040年に高齢世帯44% <家族の再形成>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2018/01/k0263-204044.html
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目標&ポイント
===== 引用はじめ
 人生90年時代において、60代、70代、80代をどのように過ごすか。高齢者も活躍する社会を描いた法政策を理解する。そして、自立した高齢期を支える仕事をめぐる課題について勉強する。
 家族の姿が変容しつつあるなか、支え合いの機能を地域のコミュニティが担えないかが模索されている。地域コミュニティは、孤立しかねない高齢者を支えるとともに、意欲と能力のある高齢者の活躍の場となることが期待されている。意欲と能力のある高齢者が、第2・第3の人生をボランティアなどの社会参加によって謳歌しうるよう、環境の整備が進められつつある。本章の後半では、社会参加を支える政策や課題、第2・第3の人生に向けた若年期からの準備について勉強する。
===== 引用おわり
 

<構成> 第11章 仕事と社会参加

1. 人生90年時代の仕事と社会参加
2. 高齢者と仕事
3. 社会参加
4. 若・中年期からの準備
  - 短距離走型から長距離走型へ -
 

A.  互助
B.  有償ボランティア

の2点に絞って整理する。
 

A.  互助
 これまで、助け合いの概念は、「自助・共助・公助」で整理されることが多かった。2011年の東日本大震災後、顔の見える助け合いの重要性が唱えられ、「互助」という概念が広まった。そして、高齢社会における助け合いの仕組みとして、互助の役割が注目されている。
   互助:インフォーマルな相互扶助。例えば、近隣の助け合いやボランティアなど
   共助:社会保険のような制度化された相互扶助
 互助と共助の相違点は、①支える人と支えられる人とがお互いに顔が見えるか、②支える人が支える内容をコントロールできるかがポイントとなろう。
 

B.  有償ボランティア
 従来、ボランティアは無償の社会奉仕活動ととらえる考え方が多かったのに対して、「実費や報酬として金銭・ポイント・時間などが渡されるボランティア」を有償ボランティアという。
 有償ボランティアの課題は、損害が発生した場合に備える必要がある点や、低賃金労働の隠れ蓑となりかねない点などである。

 
出典
関ふ佐子、「第11章 ●仕事と社会参加」、川島志保・関ふ佐子、「家族と高齢社会の法」、放送大学教材(‘17)

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