2017年12月22日金曜日

(1094)  ランチと昼飯は違う


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(K0235)  フレイル <体の健康、脳の健康>
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 今回の結論は、「ランチを、男も、そして老人たちも楽しむべき」である。


 男は昼飯を食べるが、女はランチを食べるらしい。

  『男の昼飯』:駅近くの居酒屋とかトンカツ、ラーメン、カレーなどの店で食べる男が多い。値段は千円以内。うつむいてせわしなくかきこんでいる

  『女のランチ』:イタリア、中華、サラダ、温野菜、ハンバーグ、和食…。どの店もランチがほぼ千円台、デザートもついている。店はこぎれいでゆったり。女性たちの笑い声が弾んでいる
 

 確かに、私の現役時代、出張などで外食するときには「昼飯」を食べていた。
 退職した今も、一人で外食する時は、あいかわらず「昼飯」を食べている。


・ 安く手早く腹を満たす。それが「昼飯」

・ ほんの少しぜいたく感があって、談笑しながら仲間や知人とゆったり楽しむ。それが「ランチ」
 

 ちょっと違和感があり、入りにくいこともある。
 どのようにしてランチを食べに行くか。

  こぎれいにして出かける。若い女たちに負けない身なりで

  前を見て、目をあげて歩く。姿勢を正して
 

 ちょっと面倒くさそうだが、こうやってランチに出かける習慣ができると、若返るような気がする。そして「ランチを楽しめる」。良いことが起こりそうだ。意識し、気持ちや行動を変えていかないと、どんどん「年よりらしく」なっていきそうだ。
 

出典
坪内稔典(俳人、佛教大名誉教授)、『ランチと昼食』、モーロク日和、人生 マスターズ、産経新聞(2017/12/13)

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