2017年9月14日木曜日

(996) 話してみることの効用 / 白内障手術(3)


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(K0137) 死に行く過程を経験するワーク <臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2017/09/k0137.html
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白内障の手術が終わり、他の患者も帰り、看護婦さん二人が暇そうに、いや、余裕がありそうにみえたので、いろいろ話しかけた。その中の一つ。
 

「私は、網膜剥離もある。今回の手術は別のところなので本来は関係ないが、刺激を受けて止まっている網膜剥離が進行する可能性もあるらしい。医者から何度も脅かされた。目の見えている状態で網膜剥離が進行し始めるとすぐわかり処置できるが、眼帯をして見えない状態で網膜剥離が始まったら気づかないので処置が手遅れになるのではないか」

「それならば真ん中が見えるような眼帯にしましょう」

「大丈夫なのですか、本当は好ましくないのではないですか」

「問題ありません」と断言。「見ても大丈夫です。ただ、今は麻酔が効いているし、瞳孔が開いているし、薬を塗っているので、見えにくいとは思います」
 

そんなわけで、前回の写真のような、ちょっと変わった眼帯になっている。

 

実は、こういう目的があって話しかけたのではなく、単なるおしゃべりのつもりだったが、結果的には役立った。

一般的には、男は目的が明確な話に絞り、言葉少ない人が多い。女は目的が不明確なまましゃべり続ける人が多い。男が定年退職後、地域活動に入りにくい一つの原因として、井戸端会議ができないことが大きいと思っている。この井戸端会議の効用が見えてくると、男も井戸端会議ができるようになるのではないか。

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