2017年3月14日火曜日

(811) 自分にネガティブな目線が向けられていることを想像する被害意識


前回からの続き
引用は同じ(再掲)

 
> 自分にネガティブな目線が向けられていることを想像する被害意識は、
> 加害者を創造してしまいます。

だから、

> 「相手の言動の意向に対してポジティブな仮説も持つこと」。

本当にその通りだと思う。

 

「私(藤波)の言動の意向に対してポジティブな仮説を持って」近づいてくる人に対しては、私はポジティブな感情を抱き、「相手の言動の意向に対してポジティブな仮説も持つ」に至る。一度「相手の言動の意向に対してポジティブな仮説も持つ」と、相手の言動をポジティブに解釈し、ポジティブな仮説が強化される。

その逆も起こる。

「相手の言動の意向に対してポジティブな仮説も持つこと」は、私の側でできることだ。

 
次回に続く

 
以下、蛇足(?) ~ 覚書 ~

(1)     全ての人が、この要素をもっている
(自分にネガティブな目線が向けられていることを想像する被害意識は、
加害者を創造してしまいます)
例外はないのではないか
(2)     気づけば修正できる
気付づくのが難しい

 

二つの事をわけると、整理できるのではないか
      私は、被害を受けた
      私は、被害者だ
「私は、被害者だ」と意識すると、色々な物が歪んで見えるようになる

 

加害と被害の非対称性
(1)     何の加害意識もなく他者に対して向けていた言動だが、同じ言動が家族に向けられると被害者意識を抱く
(2)     1対1に対応するなら加害者と被害者は同数のはずだか、アンケートを取るときっと、加害者は少なく、被害者は多い

 

法律の世界でも、被害者が先にいて、加害者が出現することがある
      グレーゾーンでは、「私はセクハラを受けた」と主張して加害者が出現する
      「私がこんなひどい目にあったのに罰せられる人がいないのはおかしい」という裁判。強制起訴には、このパターンが多いのではないか

 

===== 引用(再録) はじめ

なんでこの人は、こんな嫌なことを言ってくるんだろう・・・。

なんでこの人は、言うことを分かってくれないんだろう・・・。

 

相手の言動の意向を悪く解釈する場面って、結構あると思います。

 

 例えば、先生が教室にいる生徒全員に向けて「静かに!」と注意したにも関わらず、そこで騒ぐ生徒がいたら、それは「自分(先生)への反発」と受け取られやすいでしょう。

 

でも、実は騒いだ生徒の方が先に、先生の「静かに!」という注意に対して「自分への反発」と受け取った可能性もあります。「あの注意は自分に向けられたものだ」「あの先生は、自分にばかり注意してくる」と。

 

自分にネガティブな目線が向けられていることを想像する被害意識は、加害者を創造してしまいます。自信がなく、自分で自分を責めがちな人は特に、外の世界に加害者を創造しやすい印象がします。

 

「相手の言動の意向に対してポジティブな仮説も持つこと」。これって、特にマネージャーに必要な習慣だと感じています。

===== 引用 おわり

Facebook友達 松本 桂樹さん (2017/03/10

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