2017年3月10日金曜日

(808) 「永訣の朝」「オホーツク挽歌」「雪渡り」「やまなし」 / 宮沢賢治スペシャル(2-1)


 永遠の中に刻まれた悲しみ

~ 『100分で名著』 313() 22:25 22:50 Eテレ 放映 ~

 
今回は、本文・あらすじ・概要のみ(「春と修羅 序」を含む)。
説明は、次回。

 

(1)     「春と修羅 序」

===== 本文 はじめ

わたくしといふ現象は
 
仮定された有機交流電燈の

ひとつの青い照明です

あらゆる透明な幽霊の複合体)

風景やみんなといつしよに

せはしくせはしく明滅しながら

いかにもたしかにともりつづける

因果交流電燈の

ひとつの青い照明です

(ひかりはたもち その電燈は失はれ)

 
  以降は、下記サイトを参照してください

===== 本文 おわり

 

(2)     「永訣の朝」

===== 本文 はじめ

けふのうちに

とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ

みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ

(あめゆじゅとてちてけんじゃ)

 
うすあかくいっさう陰惨いんさんな雲から

みぞれはびちょびちょふってくる

(あめゆじゅとてちてけんじゃ)

 
  以降は、下記サイトを参照してください

===== 本文 おわり

 

(3)     「オホーツク挽歌」

===== 本文 はじめ

海面は朝の炭酸のためにすっかり銹びた

緑青ろくせうのとこもあれは藍銅鑛アズライトのとこもある

 
むかふの波のちヾれたあたりはずゐぶんひどい瑠璃液るりえきだ

チモシイの穂がこんなにみぢかくなって

かはるがはるかぜにふかれてゐる

  (それは青いいろのピアノの鍵で

   かはるがはる風に押されてゐる)

 
  以降は、下記サイトを参照してください

===== 本文 おわり

 

(4)     「雪渡り」

=====  あらすじ はじめ

雪の降り積もった日、四郎とかん子は野原に遊びにゆき、森で狐をからかう歌を歌っていると本当に狐がやってくる。狐の紺三郎が二人に黍団子をすすめるが、かん子が、ついキツネの団子は兎のくそと失言する。それを聞いた紺三郎は気を悪くし、紺三郎は嘘つきは人間の大人のほうであると主張し、それを説明するための幻燈会に二人を招待する。四郎は兄も連れてこようとするが、年齢制限にかかってしまうと断われてしまう。

 
  以降は、下記サイトを参照してください

===== あらすじ おわり
Wikipedia 『雪渡り』

全文は、宮沢賢治 雪渡り - 青空文庫

 

(5)     「やまなし」

===== 概要 はじめ

谷川の情景を「二枚の青い幻灯」と称し、谷川の底の蟹の兄弟が見る生き物たちの世界を描いたもので、晩春の5月の日中と初冬の12月の月夜の2部で構成されている。5月にはカワセミによる魚の殺生が行われ、12月には蟹の兄弟も成長し、ヤマナシの実りが訪れる。

 
  以降は、下記サイトを参照してください

===== 概要 おわり

Wikipedia 『やまなし』

全文は、宮沢賢治 やまなし - 青空文庫

 

引用:
山下聖美(2017/3)、『宮沢賢治スペシャル』、100de名著、NHKテキスト
写真:作品群(2)

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