2016年6月21日火曜日

(546) 石破茂内閣府特命担当大臣 来賓挨拶


 617日、「全日本青少年育成アドバイザー連絡会 第20回 総会・研究集会」の会場に早めに到着したら、緊張した雰囲気で、垂れ幕を貼ったり、椅子を並べたりしていた。

 
 写真
 


 第一列目中央に石破大臣が! ついでに?、最後列右側に私が! 映っている。


  記念写真を撮りにわざわざ来られたのかと思ったら、いえいえ、14分の来賓挨拶をいただいた。流石のスピーチだった。

 
===== 来賓挨拶(私のメモによる) はじめ

  直接私の顔を見るのは初めてという方もいらっしゃるでしょうが、どうですか、テレビで見えるような怖い顔ではないでしょ

  最近、いい子が増えている。20年前に国会見学にきた子どもは、整列できず、おしゃべりしていた。ここ数年は、整列し、おしゃべりしない

  「人に役立てとは言わないが、人に迷惑をかけるな」と私は育てられた。更に一歩進んで、大人に問いかけるような子供たちになってほしい

  20年前にアフリカのセネガルに行った時、急遽、女子高校生との即席座談会が企画された。「将来何になりたいか?」という私の問に一斉に手があがった。「医者になって、…」「外交官になって、…」「行政官になって、…」「国の為に…」。日本で同じように聞いたとして、熱く答えてくれる高校生は、10人に一人だろうか、100人に一人だろうか。それどころか、この問いかけ自体が嘲笑の的になるかもしれない

  18歳から投票できるようになった。「自分が総理大臣になったらどうしたいか」を考えて、投票してほしい。これが、国民主権である

  現在、約12700万人を擁する我が国の人口は、このまま何もしなければ2100年に約5,200万人、2500年に約44万人にまで減るという推計がある。「2人で1人を産む」時代が続くと、一世代ごとに人口が半減していく

  地方の人口減が深刻である。18才、22歳で高等教育機関を卒業すると、都市に移ってしまう

  「今さえよければよい」「自分さえよければよい」では、自由で平和で豊かな日本を築けない

  我々は課題先進国として、同じく少子高齢化や人口減少が加速する世界の国々に対して果たすべき責任がある

  なんだか政治家みたいな話をしてしまいましたが、政治家なのでご容赦ください

=====来賓挨拶(私のメモによる) おわり

 
 娘に国会見学について聞いたら「国会見学に行くのは6年生。20年前(1996年)といえば、私たちの世代だ」とのこと。娘は「ゆとり教育」世代である。

 ちなみに、ゆとり教育は、1980年度から施行された学習指導要領による教育である。2008年には、今までの内容を縮小させていた流れとは逆に、内容を増加させた学習指導要領案が告示され、2011-2013年に完全に施行された(wikipedia『ゆとり教育』より抜粋)。
 
 関係があるのではないか?

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