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2019年11月25日月曜日

(1798)  ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(0) / 100分de名著

 
◆ 最新投稿情報
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(K0939) 延命治療について発想を変える / 平穏死(A-17)<臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/11/k0939a-17.html
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☆☆
挑戦しても最後まで読み通すことができなかったという人が多い小説。「父殺し」という犯罪が持つ複雑さ、訳文の難しさ、スケールの大きさ、極めて複雑な構成等が原因。要領よく解説していただけるのは、ありがたい
☆☆
 
100de名著」 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』が、122()から始まります。Eテレ。
放映は、   月曜日 午後 10:25~10:50
再放送は、  水曜日 午前 05:30~05:55
 及び        午後 00:00~00:25
講師は、亀山郁夫(ロシア文学者、名古屋外国語大学学長)
 


<全4回のシリーズ>  いずれも12

【はじめに】  いまなお謎をはらむ物語
 
第1回  2日放送/ 4日再放送
  タイトル: 過剰なる家族
 
第2回  9日放送/ 11日再放送
  タイトル: 神は存在するのか
 
第3回  16日放送/ 18日再放送
  タイトル: 「魂の救い」はあるのか
 
第4回  23日放送/ 25日再放送
  タイトル: 父殺しの深層
 


【はじめに】  いまなお謎をはらむ物語
 
1.   物語『カラマーゾフの兄弟』
 『カラマーゾフの兄弟』は、十九世紀ロシアの文豪フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーが、59年の最後に書き上げた長編小説で、十九世紀後半、農奴解放後のロシア社会の混沌を背景にした、酒好きで女好きの田舎地主フョードル・カラマーゾフの殺害事件をめぐる「犯人探し」の物語です。事件の謎に関わるのは、彼の三人(ないしは四人)の息子たち。
 

2.   『カラマーゾフの兄弟』の魅力

2.1.  ロシア的な精神性。ロシアに生きる人々の心を豊かに深く描いた小説
2.2.  ミステリーとしての文句なしのおもしろさ
2.3.  登場人物一人ひとりの驚くべき生命力。登場人物たちは、みな例外なく桁外れの生命力とある種のプライドの持ち主です
 

3.   二つの提案

3.1.  読み解きの方法論として、この小説を四つのレベル(=層)に分けて読むという方法。「物語相」「自伝層」「歴史層」「象徴層」の四つ
3.2.  着手されることなく終わった「第二の小説」の存在を常に意識しながら読むという方法
 

<出典>
亀山郁夫(2019/12)、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』、100de名著、NHKテキスト(NHK出版)


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